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体育祭の片付けがある、といった彼女を残して帰路につく。汚れた体操着を引っかけた右肩が妙に軽い。原因は分かっていた、今日起こった出来事からに違いない。

戸惑いながらも、彼女は僕を拒絶しなかった。

迷いながらも、彼女は僕をつき離さなかった。

それから、舐め上げた彼女の傷口の甘いことといったら。ああ、言葉に言い表せない。頬が熱くなっていく。吸血鬼の本能がどうしようもなく満たされたあの瞬間はなんだったのだろう。どうしてあんなに満たされたんだろう。彼女が特別な血を持つ人間だったのだろうか。

わからない、わからないけれど、ぽつり。言葉が零れ落ちる。

「ああ、×××××いなあ。」
(吸血鬼の呟きは、)
(誰に拾われることもなく)





110927
は、話が進んでねえ…




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