[携帯モード] [URL送信]

秋桜
誕生日当日
「コレ下さい。あと明日はコレを買いますから」
美味しいと有名なケーキショップで今日のケーキを購入し、明日のケーキを予約した。
明日は連理の誕生日だからだ。
1日違いって運命を感じるよな。

帰宅するなりケーキを冷蔵庫に直し、再び玄関に脚を向けた。
「夕食迄時間沢山あるから出掛けるか?」
笑い掛けると
「うん♪」
満面の笑みが返って来て嬉しくなった。


先ず最初は、連理が観たがっていたRPGっぽい映画を観る事にした。
その後は連理が最近気に入っている10代に人気のあるブランドの店。
次は雑貨、書店と色々見回ったらあっと言う間に過ぎた時間。
もう6時になってしまった。
早いな。
楽しい時間は秒殺で過ぎる。


「ただいま」
家に着くなりソファーで寛ぐ連理。
微笑ましい仕草を見ながら、俺は電話を入れた。
数分後玄関の呼び鈴と共に料理が運ばれて来た。
有名料理店に宅配の予約をしていたのだ。
食器は当日か翌日辺りに電話をすれば引き取りに来てくれるらしい。
便利だな。
出張サービス料金は取られるが堅苦しい店で食べるより連理と2人で居られるんだ。
ソレ位安いもんだ。


「美味し〜♪」
スッゴク嬉しそうに微笑まれ、コッチ迄嬉しくなった。

「御馳走様」
御馳走とケーキを食した俺達は、軽く片付けを済ましソファーで寛いだ。

[*前へ][次へ#]

11/17ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!