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私立鈴華学園
W
『お〜い梗壱。熱でもあんのか?』
コツン。心配でオデコを合わせると、グイィッ!!抱き寄せられ驚いた。
ほんっとコイツってスキンシップ激し過ぎだよもぉ。今迄逢えなかった反動か?
あっ、分かった。
甘えてんだぁ。今迄寂しかったんだな。もぉ可愛いんだから梗壱はぁ。
ヨシヨシ髪を撫でるとチュッ、キスされた。

・・・・・・・・・・・・えぇっと、んんん?

俺・今迄兄弟の関係を知らなかったんだけどさぁ、普通の兄弟ってキスすんのか?
皆こんなスキンシップをしてんのか?
分かんねぇ。

離される瞬間レロッ、唇を舐められゾクッとした。
「梗壱?」
不思議そうに名前を呼ぶと、ベシィッッ!!!!物凄い音がして目を見開いた。
「バカ梗っっ!!」
「イッテェ―な」
涙目の梗壱。
俺にキスした梗壱の頭を茜さんが辞書で軽く叩いたのだ。
つか、痛そぉ。
「ごめんね壱華ちゃん。梗壱発情期だから許してあげて?嫌だったら部屋変更してあげるから」
は・発情期って動物ですか?
「壱華限定だから安心してよ」
ニッコリ微笑む梗壱。
「余計質悪いっっ!!」
あ・茜さんが怖い。
ビクビク震える身体。
「壱華ちゃん嫌な事されたら速攻で教えるのよ」

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