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私立鈴華学園
V
背ぇ高いなぁ。170cmはありそう。
綺麗で格好良いし、物語に出てくる王子様みたいだ。
つか、誰?
マジマジ不躾に見詰めていると
「逢うのは初めてだからはじめまして・かな?壱華」
ニッコリ微笑まれ、カァァァァァァァァ。思わず頬が赤く染まった。
ヤバい、スッゴク格好良い。
「あの名前」
小さく呟くと
「篠原梗壱。寮の部屋もクラスも同じだし、これから宜しくな」
ニ―ッコリ綺麗に微笑まれた。
ほ・微笑み王子だぁ!!!!
つか、有り得ないからぁっっ!!どうしてこんなに格好良いんだよ?あの両親からこの顔と容姿って、遺伝子オカシイだろ。
鳶が鷹を産んだのか?
「本当に梗壱?」
恐る恐る問うと
「ああ」
笑顔が返って来た。
マジで有り得ない。ああ、母さんが言ってた意味が分かった。
マジ泣きしそうだよ今。
つか、狡過ぎぃっっ!!羨まし過ぎだよもぉ。
「これじゃぁ俺が弟みたいじゃんか」
愚痴ると
「これから伸びんじゃねぇ?」
優しく微笑まれ
『コイツ良い奴かもぉ』
嬉しくなった。
「はじめまして梗壱。これから仲良くして?」
上目遣いでお願いすると、ボンッ!!一瞬で梗壱が茹蛸になった。

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