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私立鈴華学園
U
えぇ〜っと只今脳内必死に整頓中。

どうやらこの人曰く、溺愛していた子猫をつい最近亡くしたらしい。
寂しくて気が狂いそうになっていた時再び愛猫に再会したと。
って俺は猫じゃねぇっっ!!お前の目は節穴かぁ!?

「俺は猫じゃねぇよ」
人間だろぉが。
「僕の為に人間になってくれたんだよな。偉い偉い」
ヨシヨシされる頭。
『わぁ〜い、なんか褒められてるぅ』
じゃない。
ダメだ。この人オカシイ。壊れてるよ。
折角美形なのにぃっっ。勿体なさ過ぎる。
神は彼に二物は与えなかったんだな。
「って、名前」
「ん?」
「ん?じゃねぇ。名前教えろよ」
これだけ熱弁されて名前聞いてないってオカシクね?
「ごめんごめん。壱華は覚えてなかったんだよな。忘れてた。壱華、僕の名前は赤司拓海。お前の主人だ」
・・主人・・・主人って御主人様かぁ!?
って、あれぇ?赤司拓海って聞いた事あるぞ。なんだっけ?
「お前芸能人か?」
一応尋ねたら
「なワケないだろ?」
苦笑された。
なら何だ?ほんっと聞いた事あるんだこの名前。確か中学ん時職員室で聞いた様な。
って、
「マサカ、毎回全国模試1位の天才かぁ?」
思わず指差した。

「ああ、模試ね。アレ簡単過ぎるんだ」
アッサリ爽やかに言い放ちましたよこの人。
でも頭良い事自慢しないし嫌な奴ではなさそう。
「壱華」
美声だし笑顔も綺麗。
「おいで壱華」
名前を呼ばれ無意識に従った。
「可愛いね壱華は」
優しく撫でられ何故か物凄く嬉しくなった。
あっ、この人好きかも。

つか、全国模試1位なんだよなこの人。
綺麗だし居心地良いし。
って、そぉだぁ!!
「赤司拓海さんっ!!俺の家庭教師になってくれませんか?」
思わず手を握り懇願した。

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あきゅろす。
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