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私立鈴華学園
U
「壱華お前好きだって言ったよな?キスだって、ソレ以上もしてるし」
慌てる諒ちゃん。
どうしたの?
プッ、噴き出す梗壱。
ん、俺なんか変な事言ったか?
「俺壱華愛してるんだけど」
焦る諒ちゃん。
「俺も大好きだよ?」
なんで焦るの?
「なら恋人になって?ていうか俺もう恋人のつもりだったんだけど」
甘くて優しい笑顔で艶っぽく囁かれ、真っ赤になる。
あっ、この表情スッゴク好きかも。
声もHの時と同じでゾクゾクする。
「壱・華・・好きだよ」
ん・っ、耳元ダメぇ。反応しちゃうよぉ。
近付く大好きな顔。思わず唇を寄せた。
あと少しで触れる瞬間、スゥーッと離された唇。
やっ、焦らさないで?
「俺の恋人になってよ」
再び囁かれる甘いセリフ。
「恋人って何?」
尋ねると
「キスしたりデートしたりSexしたり一緒に沢山色々な時間を共有する関係かな?」
え、ソレって
「今既にそぉじゃん。知らなかった。俺諒ちゃんと付き合ってたんだぁ」
目をパチクリしながら言うと
「俺の事好きか?」
優しく聞かれたから
「壱華は諒ちゃんが一番好きだよ」
素直に答えた。
「壱華」
優しく抱き締められる。
「でも俺、友情の好きと師弟関係の信頼と兄弟の好きと恋愛の好きの区別がね、よく分かんない」
呟く素直な気持ち。

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