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私立鈴華学園
U
・・・・・・・・・・・・・はぁ!?俺ぇ?弟子ぃぃ?
今2つも謎な単語が耳に入ったぞ?
取り敢えず1つ目の疑問を尋ねた。
「お前男か?」
途端ムスゥ、不機嫌になる顔。
「どう見ても男だろ?」
いえ、どう見ても美少女です。
2つ目の疑問
「弟子ってなんだよ?」
尋ねると
「俺さぁ背ぇ低いだろ?だからさぁ可愛い可愛いっていつもバカにされんだよ。だからさぁ強くなりたいの。昨日さ俺の中学でね伊吹さんの噂聞いたんだ。スッゴク強いって。だから俺伊吹さんの弟子になりたいんだよ」
キラキラした瞳。
ヤバい。スッゴク可愛い。
「ダ・メかなぁ?」
潤む瞳。
「別に嫌じゃねぇよ」
ボソボソ呟くと
「やったぁ!!!!」
突然抱き付かれた。

甘ったるいけれど香水ではない良い香り。
陶器の様に白くて触り心地の良過ぎる肌。
思わず力強く抱き返した。
「伊吹さん?」
不思議そうに名前を呼ばれ
「諒で良い」
耳元で囁き、ゆっくり身体を離すと
「なら壱華って呼んで?」
真っ赤な顔でお願いされた。

「壱華」
速攻で耳打ちするとビクンッ震えた身体。
「諒ちゃんって呼んでも良い?」
可愛く頼まれ、俺は完全に欲情した。
「諒ちゃんって背ぇ高いしスッゴク格好良いねぇ」
格好良い?
初対面でそんな事言われたの初めてだ。
「良いなぁ。俺も諒ちゃんの弟子になったら格好良くなれるかなぁ?」
って、上目遣いだしさぁ。
マジ可愛くね?コイツ。
「壱華は可愛いな」
って、失敗した。
コイツ可愛いって言われるの嫌だって言ってたよな?
「悪い、禁句だったな」
ハハハ、誤魔化す様に笑うと
「なんでだろう?諒ちゃんからだったら言われても嫌じゃないみたい。逆になんか、スッゴク嬉しい」
ふにゃぁ物凄く可愛く微笑まれた。

って、何コイツ?スッゲェ可愛いんだけどぉ〜!?
ヤバいマジハマる。

ニコニコ微笑む顔を見て高鳴る鼓動。

コレってまさか、一目惚れってヤツかぁ!?

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