私立鈴華学園
Ⅰ
「此所だよ」
促され着いた場所は、豪華過ぎる部屋。
学園の寮でこの広さって有り得ない。
流石金持ち学校。金かけ過ぎだから。
綺麗なリビング・清潔な洗面所・浴室(←コレは気に入ったかも)
大き過ぎるトイレ(←多分落ち着かねぇなコレ)
大きくて使い易そうな綺麗な台所。
多分コレが共通のスペースだろう。
壁を見ると2つの扉。
多分開けたら部屋があるんだろうな。
ドッチが俺の部屋なんだろう？
「ね、部屋ドッチ？」
梗壱の方が背が高いから必然的に上目遣いになる。
ほんっと羨ましいなこの身長。
「ああ、コッチだ」
ゆっくり開かれる扉。スッゴク広い。
TVもベットもあるし、机の上にはパソコン迄ある。
つか、TVってリビングにもあったよな？
1部屋に3台って贅沢かも。
考え事をしていると
「荷物の整理付き合ってやるよ」
ニッコリ微笑まれた。
『やったぁ!!』
「梗壱ありがとぉ」
抱き付くとギュッ、強く抱き締め返された。
ほんっとコイツ可愛い反応するなぁ。綺麗な大型犬っぽくて好きかも。
ヨシヨシ撫でると
「好きだよ壱華」
キスされた。
だからさぁなんですんだよキス。
ワケ分かんねぇよ梗壱。
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