銀時SIDET-T 土方十四郎 バレンタイン・Xmas等で絶対毎回出て来る名前。 中学に進学してスグ女子の間で大騒ぎされていた人物だ。 名前は聞いた事あったが、男には一切興味がなかった俺は目にする事はあっても一度も彼の存在を気にした事がなかった。 それに俺の幼馴染みの高杉と桂も綺麗な顔だったから美形には免疫があった。 だから油断していたんだ。 マサカ中2の新学期、クラス替えで同じクラスになるなんて想像もしていなかった。 「嬉し〜♪土方くんと同じクラスだぁ」 同クラスの女生徒の声で何気にその話題の先に目線を向けた。 偶然土方も俺の方を向いてバチリ目線がぶつかった。 瞬間ドキリ激しく胸がときめいた。 えっ、何コレ。動悸息切れ?胸がバクバクする。まるで100M走を全力で走り切った直後みたい。 真っ赤になった俺の顔がおかしかったのかクスリ土方が微笑んだ。 ゆっくり近付いて来る美貌。 ドキドキする。 「お前可愛いな」 優しい笑みを向けられ、完全に俺は熟した林檎になった。 話してみて分かった事だが俺と土方は物凄く似ている。まるで双子の様だ。勿論容姿でなく中身の話。 好きな物迄似ていてあっと言う間に親友に迄昇りつめた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |