[携帯モード] [URL送信]
U
「ひゃぁんっ、ぁぁぁっっ」
土方に触れられる度、自分でも信じられない位甘ったるい声が零れる。
そんな自分の声が恥ずかしくて、熟した林檎みたいになる顔。
異常な位感じてしまって、死にそうな位恥ずかしいのに。微塵足りとも止めて欲しくなくて。
「土・方ぁ・・・好・きだよぉ・っ」
必死に想いを伝えると
「ゃぁっっ」
胎内で一回り土方が大きくなったのが分かった。土方も俺で感じてくれてるんだ。そう実感し、嬉しくて
「大好き」
自ら舌を絡めた。
すぐさま深まる口付けの甘美さに・幸せ過ぎて眩暈さえする。

いつの間にか互いに余裕すらなくなって
「ぁっ、はぁん、ぁあぁぁんっ。ん・ぁ」
「っあ、良・いよぉっっ。ぁっ、ソコ・もっと、もっと突いてぇっっ」
俺は情けない位乱れてしまった。

結局その日
「ゃあぁぁぁんっ、ダ・メぇっっ。中・熱いよぉ・っ」
「ゃっ、変になっちゃぅからぁ・・・・・っ」
数え切れない位抱かれ
「も・無・理ぃっ」
余りの快感に身体が追い付かず
「えっ、坂田ぁ!?」
俺は意識を手放した。




『・・・・土・方だ』
目が覚めると逞しい土方の腕の中に居て、嬉しくて再び目を瞑った。
サラリ髪を梳かれゆっくり瞼を開けると
「おはよ」
柔らかく微笑まれ
「・・・おはよ」
少し照れた。
「そ・のさ、悪かったな。俺手加減出来なくてさ」
気絶させた事を謝っているのだろう。耳迄真っ赤だ。初めて見る顔。なんか新鮮で嬉しかったから
「気・にしないで?あ・のさ、その・っ、俺・もさ、気持ち・良かったんだからさ」
素直に感想を述べた。
けど、余りの恥ずかしさで噛み捲っちゃった。吃り過ぎんのも恥ずかしいな。
「坂田」
『ん?』真剣な表情で見詰められ緊張が走る。『何?』
「あの・さ、名・前・・で呼んでも良いか?」
スッゴク遠慮がちに聞かれコクリ頷くと
「銀時」
初めて名前で呼ばれ、ポロポロ涙が零れた。
物凄く嬉しくて、幸せで。この甘い時間が一生続けば良いと・・・・・・・切に願った。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!