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「本当に覚えてないのか?」
スッゴク残念そうに聞かれ
「だから何をだよ?」
声を上げると
「取り敢えず処理させて?お腹壊したらいけないから」
そう言われ
「ま・まさか?」
一気に事態を把握した。
「ちょっ、ほんっと自分でするからっっ」
慌てて逃げるがやはり力が入らない。
抵抗虚しく
「・んっ、ゃ。ちょっとお前触り方ヤラシイからぁっっ」
「やぁっ、も・止めろよ」
俺は金時に全身隈無く洗われてしまった。勿論最悪な箇所迄だ。まぁお陰で腹痛には襲われなかったから感謝だけどさぁ。元々コイツが悪いんだから感謝すんのもオカシイな。

浴室で清められた後バスタオルで綺麗に水分を拭き取られ服を着せられた。って俺は幼児か?

あ〜もぉマジで身体痛い。頭痛もするしさぁ。
「大丈夫か?」
渡されたお茶を訝しげに見詰めると
「タダのお茶。何も入れてねぇよ」
苦笑された。
本当に大丈夫だろうな?疑いつつも口にしたが、今回は本当にタダのお茶だった。
「家迄送ってくよ」
再び姫抱きされ
「恥ずかしいから降ろせよ」
激しく抵抗すると
「歩けんの?」
ニヤリ笑われ


「・・・・せめておんぶでお願いします」
消え入りそうな位小さな声で頼んだ。
・く・屈辱的だぁ・・・・。


恥ずかしい。ああもぉマジで恥ずいからっっ!!!
帰宅中ジロジロ感じる目線。逃げる様に背中に顔を埋めた。
あと少しで玄関に辿り着く時
「坂田?」
土方の声がした。

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