金時SIDET-T
「ぃゃぁあああああぁぁっっ!!!!」
泣き叫ぶ声。
「黙れよ銀時」
キツい口調で命令を与えるとグッ、拳を握り絞め銀時は声を抑えた。
折れそうな位細い腰を掴むと
「ヒァアアァァ――――ッッ!!!」
浅く入れていた屹立した自身を思いっ切り奥迄打ち付けた。
「ヤァッ、痛いぃっっ」
痛みで再び泣き叫ぶ銀時。痛みで歪んだ顔。涙でグチャグチャになった顔さえ愛しくて堪らない。
本当は泣かせたくなんかない。銀時にはいつも笑って幸せになって欲しい。
けれど、一度狂ってしまった俺はもう後戻り出来ない。
「ぃやぁっっ!!ソコ嫌ぁっ!止めてぇぇ」
少しの罪悪感と愛しさと嫉妬が入り交じった何とも言い難い感情。
「も・っ、赦してぇ」
泣きじゃくる銀時。
ごめん銀時。
愛してるんだ。
俺に向けられない愛情。俺はこんなにもお前を愛してるのに。何故だ?どうしてアイツなんだよ?
「ャダ・っ、方ぁ・・・、土方助けてぇぇっっ」
必死に側に居ない土方の名前を呼ぶ銀時。
なんでだよ。なんで呼ぶ?今お前の側に居るのは抱いているのはこの俺なのに。
頼むからその瞳で身体で心で俺を見て求めてくれ。でないと
俺は
狂ってしまう。
今でさえ歯止めが利かないのに。
だからお願いだ
銀時
俺を愛して?
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