X 申し訳なさそうに下げられた頭。 反省してんだな。見て感じた。 「あんな状態で放置してごめん」 そうそう。風呂場迄行くの大変だったんだぞ。 身体痛かったし。 「あの後、本で調べたんだけど」 調べたってどんな本〜? 「中出しした後はよく掻き出さないと腹下すんだって。悪かったな。大丈夫だったか?」 えっ、そうだったのか?よく洗っといて良かったぁ。 「次からはキチンと後処理迄するから」 って、ぇええ!? 謝るのコレだけぇ? いやね、コレも充分過ぎる程悪いんだけどさ。まだあるだろ?謝らなければならない事。 「あっ、銀時。もう1つ大事な話があったんだ」 そうそう。そうだよ。 「この本やるからよく勉強しとけよ?」 紙袋を渡され 「何コレ?」 尋ねた。 「ん?参考書。コレ読んでキチンとネコの気持ち把握しとけ」 は?ネコ?猫じゃなく? 首を傾げながら紙袋を覗くと何とも可愛らしい表紙の雑誌と文庫本と漫画が計10冊入っていた。 なんだコレ?コレが参考書か? 「因みに1人で読む事。絶対に学校や親父の前で読むなよ」 ん?コレ参考書なんだろ?ならなんで人前で読んじゃいけないんだ? [*前へ][次へ#] [戻る] |