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3
痛い。
八神に殴られた頬とお腹がズキズキ痛む。
でも、本当に痛むのは心。
俺が話し掛けると、晋助に迄被害が及ぶ。
八神に殴られた時の光景が脳裏に甦り
『晋助にはあんな想いさせたくない』
必死に我慢した。
痛む身体を引き摺りながら自室の椅子に座った。
昨日迄毎日一緒にしていた宿題。
今日から1人だと思うと、やるせない気持ちになった。


翌日も、その翌日も続いた暴力。
家族には、タダの喧嘩だって言った。
無駄な心配掛けたくないからだ。
それに、苛められているなんて・・・・・恥ずかしくて・言えない。

昼休み
「っあっっ!!!」
今日も蹴られる身体。
痛くて堪らない。
助けを呼ぶのも、縋る目線を送るのも、全て諦めた。
皆自分が可愛くて、誰も助けてくれないから。
「なんかタダ蹴ったり殴ったりすんのも飽きたな」
一瞬ホッとした俺。
解放して貰える?
ありもしない期待をした。
「なぁ坂田、お前自慰した事ある?」
え?
突然耳に入った不思議な単語。
自慰って何?
首を傾げた瞬間
「バカだなお前。そんな事も知んねぇの?」
ケラケラ笑われた。
なんだよ、そんなに笑う事か?
ムッとして睨み付けると
「ヤッ、ちょっ、何すんだよ!?」
俺は突然衣服を奪われた。
「止めろよ」
クラス全員が居る前で脱がされていく洋服。
ダンッッ!!
凄い力で床に押し倒されて
「くぁっ!!!」
全身に痛みが走った。
「女子は出て行け」
キツい口調で命令された女の子達は、慌てて廊下へ走った。
全員が出て行ったのを確認すると
「全ての鍵を閉めてカーテンを閉めるんだ」
八神は再び命令を下した。
シャッ、無言で閉められるカーテン。
教室内が少し暗くなった。
「腕押さえてろ」
命令を聞いた男子2人が、俺の両手首を押さえ付けた。
『何コレ?ヤダ、怖い』
ガタガタ震える身体。
「綺麗だな坂田」
ジロジロ嫌な目線で見られる身体。
『嫌だ。晋助、助けてっ』
ギュッ、怖くて目を瞑った。
「惜しかったな坂田。高杉にも見て貰いたかっただろ?この身体」
今日晋助は、風邪の為休みだった。
「スッゲェ白くて綺麗な肌だな。触り心地も最高」
ニタリ笑う顔は、変にイヤラシイ。
『嫌、怖い。怖いよ晋助っ、怖いっっっ』
逃げようともがくのに、戒められた身体は
「抵抗すんなよ?」
全く動かない。

ピチャリ這わされた舌。
「嫌だ、触んなっ」
抵抗空しく、
「ヤダァーーーッ」
全身を舐め回された。
気持ち悪さと恐怖で竦んでしまった身体。
「助けてっ!!」
周囲に求めた助け。
「坂田っ」
苛めにあう前、時々話していた時任(←※オリジナルキャラです!!)が動いた。
だが
「時任、お前も同じ事されたいのか?」
低くてキツい声色で八神に言われ
「いえ」
ゆっくり動きを止めた。
完全に失った助け。
虚ろな目で八神を見上げると
「しっかり楽しませろよ?坂田」
無理矢理口付けられた。
ハラリ零れ落ちる涙。
『嫌だよ、晋助じゃなきゃ嫌。俺に触れて良いのは・晋助だけ』
絶望という名の地獄に落ちた俺。
人形の様に抵抗を止めた。
音を立てながら舐められる身体。
反抗のつもりで、一切声を出さなかった。
「声出せよ、つまんねぇだろ?」
ギリッ、強く自身を握られ
「クッ!!!」
小さな声が零れた。
「強情だな。まっ、泣き叫ばれるよりはマシか」
冷たく言い放たれた直後
『何?』
突然押し付けられた堅い物。
「ヤッ!!痛いっ!!!」
無理矢理胎内に八神が侵入し始めた。
「チッ、狭いな。力抜けよ坂田」
物凄く強引に開かされる身体。
「嫌だ、晋助、晋助ぇっっ!!!」
嫌だよ、こんな事されたら絶対晋助に嫌われる。
「嫌、嫌ぁっ、晋助、晋助助けてぇっっ」
大声で叫び出した俺。
「黙れよ」
グイイイッ、口にタオルを突っ込まれた。
苦しい、痛い、怖い。
「んんんんんんんーーーー」
一気に突かれた最奥。
ポタリ引き裂かれた箇所から、血が滴り落ちた。

その後、八神は俺の血を潤滑油にして何度も俺を突き上げた。
痛くて堪らないのに、塞がれたせいで叫べない声。
戒められた身体。
誰も助けてくれない絶望感。

完全に心が崩壊した。

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