[携帯モード] [URL送信]
T-W
ためらいがちに、何度も重ねた唇。
途中から歯止めが効かなくなって、貪る様奪った。
飲み込み切れなかった唾液が、口端から糸の様に伝い落ちる。
何もかもが煽られる。
「ごめんねルルーシュ。もう我慢出来ない」
謝ると
「良いよ。来・て?」
真っ赤な顔で小さく小さく肯定の言葉を聞かせてくれた。
って、君可愛過ぎだから。

ゆっくり全身に這わす唇。
時折舌先で丁寧に舐め取ると
「ひぁ・ぁあん」
聞こえる甘ったるい声。
夢中で愛撫した。

熱に浮かされた様にほてる身体。
興奮し過ぎて下半身が痛い。
もう放出したいって、切に訴えているのが分かる。

「ぇっ、ヤダ、ゃぁっ」
戸惑うルルーシュを無視し、ルルーシュのと一緒に右手で擦った。
物凄く興奮しているのだろう。
ルルーシュからの分泌液で、僕の迄ヌルヌル。
凄く滑りが良くなって、擦りやすくなった。
「・バ・カ、そ・んな激・しくす・んな」
喘ぎながらもシッカリ文句を言うのが、なんとも面白い。
「気持ち良いんでしょ?」
ワザと羞恥心を煽る事にした。
「んなっ!!」
焦る姿が楽しくて堪らない。
「ルルのスッゴク濡れてるよ。グチュグチュッってなってる」
「・っ、言うな」
「さっきの答え教えて。自慰の時何考えてるの?」
「バカ、そんなのするワケないだろっ」
真っ赤な顔で叫ばれ
「ぇ!?」
間抜けな顔をしてしまった。
「ならいつもどうしてるの?溜まるよね?まさか我慢?」
まさかねぇ。
コクン。
って、ぇっ、今頷いたし。

屹立した物を必死に抑え、[早く治まれよ]とか、[なんで?]とか呟きながら堪えるルルーシュ。
尚且つ少し涙目で震えてたら可愛い。
で、[ヤダ、スザク。も・助けて]とか助けを求めてたら。
って、凄い。妄想だけでイケそうだよ。

「我慢は身体に良くないからさ、これからは僕が処理してあげるよ」
ふわり微笑むと
「よ・余計なお世話だ」
吃られた。
焦っちゃって可愛い。

想像以上に純粋で汚れを知らなかった身体。
自慰さえした事無かったなんて。
「まさかイッたのも、さっきが初めて?」
そうだったら良いな。
「悪いか?」
って、嘘。本当?
ヤバい、コレ本当に嬉し過ぎる。
何も知らない無垢な身体に色々教えるのって、萌えない?
面倒臭いって言ってしまえばそれ迄なんだけどさ。
ルルーシュにだったら、何でも教えてあげたい。
気持ち良くさせてあげたいんだ。

「全部、教えてあげるから。僕に全て委ねて?」
そぉっと、耳打ちした。
コクン、首が縦に動いた瞬間
「んんん・っ」
重ねた唇。

可愛い可愛いルルーシュ。
たっぷり時間を掛けて可愛がってあげるから、覚悟してね?

味を覚える為、丁寧過ぎる位這わせる舌。
顔・首・鎖骨・手・腕をピチャピチャ舐め尽くすと、必然的に次は胸元に向かってしまう唇。
ためらいがちにそぉっと指先で触れると、ピクンッ、肩が震えた。

「大丈夫。優しくするからね?」
微笑むと安心したのか力を抜いてくれた。

指と唇と舌を使い刺激する。
一度イカせれたからか、どう触れたら喜ぶか分かる。
優しく触れたり舐められるのが好きみたいだ。
で、時折強く吸ったり甘噛みしてやると、凄く感じてくれる。
今迄快楽を知らなかったからか、凄く敏感。
いつも自慰さえせずに堪えていたからだろうか。
1回目はスグにイッてしまったが、その後は頑張って我慢していた。
ビクビクビクビク震えて沢山先走りを零しているのに
「ん・ふ・ぅんんっ」
指を軽く噛みながら射精を堪えている。

ヤバい、なんかエロ。
いつもこうやって我慢しているんだな、って容易く妄想出来る。
頬を赤くし、声を控え目にし、震えながら堪える姿。
ウルウル涙目になっているのが、更に色香を増幅させている。
もっと見たい。
けれど、それ以外の姿も見てみたい。
「我慢しないで?」
ふわり微笑んだ。

「嫌・だ。恥ずかしいだろ?」
ぇ?
「さっきもスッゴク恥ずかしかったし」
さっきって、イッた時かな?
「可愛かったよ」
素直に告げた。

「嘘。可愛いワケないだろ?」
なんでだろう。ルルーシュは全然分かっていない。
自分がどれだけ綺麗で可愛いか。
どれだけその色香で周りを惑わしているか。
無自覚か。
まぁナルシストよりはマシだな。
「スッゴク可愛いよ。だからさ、見せて?もっと沢山見たい」
「・・・・・眼・科・・行け・よバカ」
ニコニコ笑うと、林檎の様な顔で呟かれ
『ほんっと分かってないなぁ』
苦笑してしまった。

素直になる事を欲求したら、渋々頷いてくれたルルーシュ。
必死に声を押し殺したり、イクのを我慢する度
「ダメだよ。我慢しないで感じて?」
窘めた。

上半身をジックリ堪能し終えた頃には、ルルーシュはグッタリしていた。
合計3回もイッてしまったからだ。
って、まだまだこれからなのにさ、体力持つの?ルルーシュ。
なんかもう既に息も絶え絶えじゃない?
勿体ないけど仕方ない。
今日は此所迄にしててあげる。
明日からは容赦しないからね?
覚悟しててよ。
たっぷり可愛がってあげる。

[前*][次#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!