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めでたく無事両想いになった俺と瑞樹。
瑞樹のH気持ち良かったな。
でもスッゲェ慣れててムカついたから、敢えて行為中[好きだ]って言ってやらなかった。
だって今迄沢山の女の子が瑞樹に抱かれたって考えるとさ、マジムカつくんだ。
チラリ瑞樹を仰ぎ見ると
「俺には柚ちゃんだけだよ」
ニッコリ微笑まれた。


その後制服を着て、2人仲良く登校すると
「柚樹君付き合って下さい」
毎日恒例の告白タイムが始まった。
オイオイ、よくも飽きずに毎日群がるなぁ。
ていうかこの女の子確か以前も断ったよね?
どうやら俺を好きになってくれる人達は諦めが悪いらしい。
ハァー軽く溜め息を零すと
「えっ、瑞樹ぃ!?」
チュッ、突然瑞樹に唇を奪われた。
勿論俺もその女の子も目が点。
「ごめんね。柚ちゃんもう俺のだから諦めてね?」
ニーッコリ微笑みながらサラリ爆弾宣言をした瑞樹。
途端
「キャァアアァアアァッッッ」
聞こえる女の子達の声。声。声。
慌てて見渡すと、沢山の人達の輪の中心で。
『見られたぁっっ!!!』
俺は真っ赤になった直後、真っ青になった。
「イヤーン、柚樹君なら許すぅ」
ぇっ、この人いつも瑞樹に熱烈アプローチをしてる先輩だよな?
「きゃぁん、お似合いよぉ」
はい?貴女一昨日俺に手紙渡した人だよね?
「うわぁああああっっ、俺達の癒しがぁ。我が校一の美少女がぁぁっっ」
ちょっと待て待て待てぃっっ!!!
なんでむさくるしい男共が苦悩してるんだぁ?
つか癒しって、美少女って誰の事?

俺は全くワケが分からず、周りの環境を一切理解出来なかった。

「良かったね。コレで俺と柚ちゃんは全校公認の恋人同士だね♪」
物凄く上機嫌に微笑まれ
「瑞樹ぃーーーっっ!!!!!」
漸く瑞樹によって暴露された事に気付いた俺。
その後
「お前当分俺に触んなっっ」
俺がキレて、約1週間瑞樹を無視したのは
「柚ちゃん、ごめんってばぁっっ」
言う迄もない。

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