V-U 【Act.V-U 友達A】 初めての家庭訪問(←何か違う)に俺はワクワクドキドキ。 「なぁ、近藤さんって可愛いの?」 猫杉は可愛いと言うより綺麗だからなぁ。 「……ぅ〜ん、えぇっと可愛いと言うより。……………………毛深い?」 はい?毛深ぃい!?とな。 それも言い澱む位? 「まぁ、見たら分かるからさ。行くか」 「うん」 ………………つか、う〜ん。 ちょっと土方、なんで当たり前の様に手ぇ繋いでんだ? しかもメッチャ絡めてんし。 コレって恋人繋ぎってヤツか? 「土方、手」 「ん、どうした?」 どうした?じゃねぇ。 結局学校から土方の家迄、手を繋いだまま行く羽目に。 俺って男だよなぁ? うん。まぁ、深く考えないでおこう。 「さぁ入って入って」 招かれたのは何故かリビングではなく土方の部屋。 「あれぇ?近藤さんは?」 何処を見渡しても猫なんて居ない。 「居ないみたいだからさ、多分又ストーカーしてんじゃね?」 ストーカーする猫。って、なんか想像出来ねぇ。 「そんな事よりさ、近藤さんが帰宅する迄俺と遊ばねぇ?」 「良いぜ。って、ちょっ、土方ぁ!?」 ボスンッ、突然押し倒されたのはフワフワのベットの上。 何故ぇええええ〜!? って、ちょっと何処触ってんの。 「ひゃっ、土方くすぐったいってば」 つか触り方エロくねぇ?土方。 「ゃぁん。ソ、コ触んなよ」 「ソコって?」 土方が触ってんのは俺の胸元で。 コレって、女子にしたら絶対セクハラだ。 つか俺男なのにさぁ。って、まさか嫌がらせかぁ!? [*前へ][次へ#] [戻る] |