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【猫杉様と一緒】
《※閲覧について※》

T.高杉様猫化しています。

U.銀さん猫杉様と土方に迫られます。
分かりやすく言うと、猫杉様とも土方ともキスやソレ以上をするって事です。
つまり猫杉→銀時←土方みたいなかんじです。

V.途中からR18に突入しますが、基本おバカな話になります。

上記の3点が赦せる寛大な方のみ、閲覧下さいませ。




【Act.0 出逢い】

ザァザァ降り捲る雨。
ちょっとソコ迄と、軽い気持ちで向かったコンビニ。
傘なんて持っていっていなかった為、俺はバシャバシャ水音を立てながら家路を急いだ。
勿論購入したジャンプは水浸し。
乾かして読むか、買い直すかしなければ読めそうにない。

ハァァ……。
『ツイてないな』
軽く溜め息を漏らした。

本降りの為、走ったにも関わらず服迄濡れている。
『どうせなら濡れて帰るか』
諦めて歩く速度を緩めた。

近くの公園を通り掛かった時
『なんだアレ』
黒い何かが目に入った。
好奇心が騒いだ俺は、引き寄せられる様に脚を動かした。


「お前飼い猫?」
公園に居たのは、ずぶ濡れにも関わらず全く美貌を損ねていない綺麗な猫。
「ちげぇよ」
『違うのか』
「なら野良?」
再び尋ねると
「飼い猫じゃねぇなら野良しかねぇだろ。お前バカか?」
思いっ切りバカにした様に笑われ、カチンと来た。

「お前可愛くないな」
睨みながら言うと
「当然だ」
呆れた様に見られた。
つか、何?
何なの、この上から目線は?
なんかスッゲェムカつくんだけど?


俺とソイツの出逢いは言うなれば最悪。

普通こんなムカつく奴は相手にしたりしない。
なのに
「来る所ないなら家来る?」
何故か俺はソイツを誘った。
気の迷いか、口が滑ったとしか言い様がない。

だけど、
「来て欲しいのか?」
コイツの顔はスッゲェ好きだ。
「ああ、悪いかよ?」
「別に」
「なら着いて来いよ?」
「……………………」
無言かよ。
何も言わねぇし、嫌なのか?

クルリ踵を返し、帰宅する脚を進めるとパシャパシャ着いて来る足音。
『嫌ではないんだな』



こうして雨の日、俺は綺麗な猫を拾った。

何故拾ったかと聞かれたら、気紛れ?としか言えない。

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あきゅろす。
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