Y-V 【Act.Y-V 発情B】 どうしよう。身体がオカシイ。 触れられる度ドンドン熱を持つ。 鼓動がドクドク煩い。 「っ、やぁああんっ」 突然下半身に伸びた綺麗な手。 「もうスッゲェ事なってんな此所」 ニヤリ嘲笑われ、恥ずかしくて目を逸した。 「1回イッとく?」 えっ、イクって? 俺は性に関してスッゴク淡泊らしく、今迄自慰さえした事ない。 だからイッとく?とか聞かれてもサッパリ理解不可能で。 「何ソレ?」 首を傾げた途端 「は?」 一瞬変な空気が流れた。 あっ、目を見開いた猫杉初めて見た。 コイツでも驚く事あるんだ。 いつも余り感情を表に出してくれないからなぁ、こういった顔はスッゴク貴重。 プッ。 あっ、なんか噴き出した。 「お前この年で何も知らねぇのかよ?マジ可愛いな」 クックックッ、笑う猫杉。 もぉそんなに笑うなよ。 良いじゃんか、別に知らなくてもさぁ。 「俺には性欲ないんだよ」 真っ赤な顔で叫ぶと 「まさか不能?病気か?」 スッゴク心配そうに聞かれた。 って、余計なお世話だ!! つか誰が不能だ!病気だ!俺は至って健康体だぁ!!! 「別に病気とかじゃねぇよ」 思わず殺意を込めてギロリ睨み付けた。 なのに俺の殺気を込めた視線はサッパリ効果がなかった様で 「なら確認してみるか?」 スッゴク楽しそうに笑われた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |