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X-U
【Act.X-U 美容院A】

「俺ら此所で待ってるから」
「悪いな」
土方と近藤さんに手を振ると、俺と猫杉は女医っぽい感じの美女の後を追った。


「まずは簡単なアンケートに答えて下さいね」
渡されたアンケート用紙。
サラサラ書き込みと
「はい」
スグに手渡した。

気が急くのは、早く無料体験がしてみたいからだ。

「軽い身体検査をするから服脱いで?」
えっ、服脱ぐのか?
って、猫杉もぉ脱ぎ始めてるし。早っっ!

どうやら猫には恥じらいという物がないらしい。
そういえばさっき近藤さんも照れてなかったしな。まぁ、近藤さんは慣れてるからか。
2日に1回は来てる言ってたしな?

ていうか、コイツマジで綺麗だな。
近藤さんを見た後だからかな?
ほんっと猫というより人形みたいだ。
って、ちょっと近藤さんに失礼か?俺。

「全体的に毛は薄いわね。ドチラかと言えば、ツルツルに近いし。ねぇ、脱毛とかしてる?」
突然聞かれ、慌てて首を左右に振った。
「そう。筋肉も程良く付いてるし、無駄な贅肉も一切なし。髪質も最高ね。まぁ、気になるのは傷跡かしら?」
勿体ないわねって感じで言われ、傷跡を見た。

確かに綺麗な身体に傷跡ってスッゲェ勿体ない。
野良だったから仕方ないけどさ?

「完全にとは言えないけれど、傷跡を消す治療もあるから気になる様だったらいつでも言って下さいね」
ニコリ微笑まれ
「ねぇ、傷跡消す?」
速攻で尋ねたが
「別に気になんねぇから良い」
断られた。

「取り敢えず今日は髪にトリートメントだけしましょうね。ソレ以上は体験なので」
苦笑いされ
「お願いします」
頭を下げた。

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