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【Act.[-T お仕置@】

「大丈夫か?」
サラリ髪を梳かれる感触で瞼を開けた。
って、此所何処?
キョロキョロ見渡す。

「保健室?」
見知った部屋に、此所が何処だか分かった。
「ごめん、制服汚しちゃったから今日はジャージな?」
見ると俺も土方もジャージを着てた。
「昼休みクリーニングに出して来たから」
微笑まれ
「ありがとう」
お礼を言った。
って、土方のせいだから当たり前、なのか?
ん?

「スッゴク可愛かった」
耳打ちされ、一気に‖WC‖での事を思い出した。
カァァァァァァァァァァ物凄く真っ赤になる顔。
恥ずかしさで身体が燃えるみたいに熱い。

「ヤダ、恥ずかしいから……………………忘れて?」
慌てて布団に隠れると
「無理。忘れてなんかやんねぇよ」
布団に潜り込まれた。
チュッ。組み敷かれ、すかさず重ねられる唇。
「ふぁ、ん、ふ」
甘いキスで無抵抗になる身体。

「好きだ銀時」
瞳を見ながら真剣なまなざしで告げられ、ドキンドキン高鳴る鼓動。
「愛してる」
キスの合間に囁かれ、身体がほてった。

ドキドキドキドキ聞こえる脈拍は、まるで短距離走を意地になって必死に走った後の様。
ゆっくり首筋に這わされた熱い舌先。
キュッ、しがみつくと
「ヤバいな。又したくなった」
苦笑いされた。
瞬間トクン、ときめく胸。
だが土方はクスッ、小さく笑い
「続きは又明日な?今日は辛いだろ、此所」
少し残念そうに言いながら俺のお尻を触った。

えっ、しないの?

って、待て俺。
何残念そうに見詰めてんの?

「何?欲しかった?」
案の定土方を調子に乗らせてしまった。
「欲しいんなら遠慮なく」
近付く綺麗な顔。
引きつりながら
「今日はも、マジで無理だからぁっっ」
慌てて押し避けた。




「ただいまぁ」
ジャージ姿で帰宅すると
「何その格好」
猫杉が変な顔をした。
「疲れた」
ポスン、ソファーにダイブする。
今日は土方のせいでスッゲェ体力消耗した。
つかアイツ溜まってたのか?
抱かれ過ぎたせいでスッゲェ身体痛いし。

「腹減った。何か作れ」
猫杉は俺が居る時基本何もしない。
野良だったから一応一通りの事は何でも出来るらしいんだけど。
俺に甘えてくれてるのかなぁ?

「何が食べたい?」
近寄った瞬間
「…………………………………………」
押し黙った猫杉。

あれ?どうしたんだろう?

「俺に近寄んな、スッゲェ臭い。アイツの匂いしまくり」

………………え?

殺気立った視線を俺に向けると
「晋助?」
猫杉は玄関に脚を向けた。

って、ちょっと待って。
「何処行くんだよ?」
慌てて尋ねたのにパタン閉められた玄関の扉。

「晋助っっ!?」
慌てて後を追った。

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あきゅろす。
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