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《Act.4》

【お風呂】


「もぉ〜。お前のせいでベッタベタだよ」
溶けたアイスのせいでベタベタする身体。

「なら一緒に風呂入ろ〜ぜ」
「・・・・・・・・」
「良いじゃん。なっ?」
「お前ほんっとベタだな」

此所は屯所の土方の部屋。
アイスを食べた後そのまま此所に移動したのだ。

「恋人と一緒にお風呂って良いよなぁ」
『語尾にハートマーク付いてるし。もう入るって決まってんのか?』

「着替えないけど?」
「気にすんな、貸してやる♪」
『チッ、機嫌良過ぎなんだよ』

こうして2人は一緒に入浴する事になった。




「あの〜向こう見ててくんない?」
スッゴク嫌そうに言う銀時。

「良いじゃん、見せろよ」
『なんか目線が嫌なんですが?』
凝視する土方。
視姦されてるみたいで寒気を起こす銀時。
無視して身体を洗った。

「先入るぞ?」
「え?もう?」
まだ殆ど洗ってない土方。
銀時を見詰め過ぎてたせいで身体の動きが止まっていたのだ。

「早過ぎだろ」
「いや、お前が遅過ぎだから」
まぁジッと見詰めていたのだから仕方ない。



チャポンッ。
白い肌が少し色付いて艶っぽい。

「お前も早く洗えよ。先上るぞ?」
『ぇっ』
慌てて手を動かし始めた土方。
凄い勢いで髪と全身を洗い、ザパァ―ンッ、浴槽に入った。

「お前慌てて入り過ぎっ!!お湯減っただろ?」
零れたお湯。
「ごめん」
『慌て過ぎたか』
謝ると土方はお湯を足した。




「で、お前は一体何がしたいワケ?」
少し毒を含んだ声。

浴槽に同じ向きで入っている2人。
今、銀時は土方の上に座らせられている。

「なんか当たってるんですけど?」
お尻付近に感じる違和感。
明らかに堅いのが当たっている。

土方はキュッと抱き締めると
「好きだ」
耳元で囁いた。
「土・方」
仄かに赤く染まる頬。
「俺も」そう言い掛けた瞬間だった。

「んひゃぁっっ」
『ちょっ、何だよ!?』
真っ赤になった銀時。

「バカ、お前突然何すんだよ?」
『変な声出ちゃったじゃん』
涙目で小さく呟く。

「狭いな」
突然土方が指を挿れたからだ。

「ちょ・・ゃあああんんっっ」
遠慮なしに動きだされた指。

洩れる甘い声に
『うわっ、マジ可愛い』
興奮する土方。

『バカ。動かすな』
「やぁっ、水ぅ。水、入っちゃうから・・・ぁ」
抵抗する銀時。

が、お風呂のせいで赤く染まった顔。
浴室に響く高くて甘い声。
土方の指を美味しそうに食べる内壁。

全てが煽ってる様にしか見えない。

「ふぁああぁぁぁ・・・っっ」
無意識に洩れる声。

こんな声出したら、抵抗も無意味だ。

「なぁ、しようぜ?」
艶のある低い声に、色気を含ませ耳元で囁く土方。

『ーーーーゃっ』
クタリ、銀時の力が抜けた。

「愛してるぜ」
耳を舐めながら土方が囁くと
「はぁ・・・あぁんっっ」
銀時は甘い声を零した。


たっぷり解された内部。
ゆっくり引き抜かれる指。
物足りなさで、銀時はヒクヒク中が蠢いたのを感じた。

「スッゲェな。お前のでフヤケタ」
ニヤリ笑いながら
「バ・カ。勝手にしたのソッチだろ?」
濡れてフヤケタ指を見せ付けながら舐められ
「んなの舐めんな。それにソレ、お湯っ、お風呂のせいだから絶対」
銀時は必死に言い訳をした。

「顔、赤くなってんぞ」
指摘され、銀時は真っ赤に熟した林檎みたいになった。

「このまましたいけど・・・流石に狭いな」
残念そうなセリフに
『止めてくれるんだ』
安心しつつも
『だけど・・・』
銀時は何故か、物足りなさを感じた。

「えっ!?」
突然抱き上げられ浴槽の外に出された銀時。

「土方?」
鏡に両手を付かされ、少し前屈みな姿勢にさせられた。

『柔軟体操?』
ふとおバカな考えが浮かんだが
『ナイナイナイナイ。この流れでソレはない』
銀時は1人頭を振った。

「そのままな?」
低い声を耳元にふぅ〜っと、息を吹き掛ける様に出すと
「んぁ」
ビクビク震えた身体。

声だけで感じてくれる恋人が可愛過ぎて、グググッ、中心がより硬くなった。

「力抜いてろよ?」
そのセリフと共に
『ちょっ、ぇ!?』
侵入してきた大きな熱。

「んひゃあ――あぁあんっ――――っっ」
突然の衝撃に
『ヤダ、イくっ』
銀時はイきかけた。

「まだはえ〜よ」
ギュゥッ、中心を握る土方。

「やぁ・っ、バカぁ・・・」
『イカせろよっっ』
銀時は睨むが
『可愛いなぁ』
土方には通じない。

「俺はまだまだ味わいてぇんだよ」
一度走り出した土方は
『・・・・・最悪・・』
気が済む迄させないと落ち着かない。

今迄の経験上、ソレが嫌でも分かってる銀時は
「仕方ないな。沢山気持ち良くしろよ?」
諦めの声を出した。

「当然」
歓喜の声と共に
「ちょっ!!んな最初っから飛ばすなよっっ!!」
始めた激しい律動。

「んぁっ、っあぁ・・・あぁあんっ」
余りの快感に
「ひぁっ、ぃあ、ゃぁっ」
銀時は目が開けれない。

「目ぇ開けて前見ろよ?」
言われた通りゆっくり前を見ると
『嫌だっ』
ギュゥゥ―――ッ、思いっ切り銀時は目を瞑った。

『バカ・・・見れるかよっ』

「見ろよ?」
スッゴク楽しそうな声がし、何故土方が鏡の前を故意に選んだか、銀時は一瞬で悟った。

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あきゅろす。
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