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V-W
「ゃっ、ダ・メ。ふぁ・ぁん」
新八と桂に奪われる唇。
子供が玩具を取り合う様、力づくで何度もキスされ
『ダメだ。も、マジ力入んねぇ』
脱力してしまっていると
「ーーーったく、お前は誰でも良いのか?」
呆れ返った声が聞こえた。

ちょっと〜晋助。傍観してるんならさ、止めてくんない?

「これじゃあ、お仕置にならないな」
って、土方〜?しなくて良いですから。

「なぁ銀時。見られるのとされるのどっちが良い?」
いや、どっちも嫌な響きなんですが。

優しい口調で言われるのに、恐怖を感じる。
お前ら以外に感じたから怒ってんのか?って、コレは媚薬のせいなんだよ。
俺が淫乱だからじゃねぇからなっっ!!!

「優しくなんてしねぇから、覚悟しとけよ?」
いえ、覚悟なんて出来ません。
必死にフルフル左右に首を振ったのに
「嫌・だ」
組み敷かれた身体。

「頼むから、見るなっ」
土方のベットの上、晋助に触れられた。

感じたくないのに。
声を出したくないのに。
俺を裏切る身体。

ヒシヒシと身体に突き刺さる視線。
皆に見られてる恥ずかしさで、この場から消え去りたくなる。

「んん・・ふぅ・・・っんんんんッ」
必死に声を押し殺すが無理。
ソレを阻止するかの如く、甘い刺激を与えられるからだ。

ああ、クラクラする。

「声我慢するな」
嫌に決まってんだろ?んなの恥ずかしい。

「聞かせろよ。じゃないと止めるぞ?」
キスの合間に言われ
『嘘?本気で言ってんのか?今此所で止められたら絶対変になるってば』
「晋助ぇ・・・っ」
止めて欲しくなくて、俺は名前を呼んだ。
途端
「んっ」
優しく重ねられた唇。
「なら、声我慢すんなよ?」
髪を撫でられコクリ頷いた。



「ふぁあぁあぁぁ―――っ」
漏れる甘ったるい声。
「晋助っ、晋・助・・・っっ」
ああ、見られているのに。
嫌なのに。
求めずにはいられない身体。

なんて俺は、浅ましいんだ?

「あぁあんっっ。ソコぉっ、晋助もっとぉ」
身体の中が熱い。

「やぁんっ、熱いよぉ・・・っ」
「〜ったく、お前可愛過ぎ」
グイッと腰を掴まれると激しく揺さぶられた身体。
「ああぁあぁああぁぁ―――っ!!」
物凄い快楽に、意識が、理性が、薄れる。

甘い甘い刺激。

ああ、もう、どうにでもして?
好きな様に抱いて?
もっともっと、甘い刺激を、俺に頂戴?



「大丈夫か?」
グチュリ抜かれる晋助の物。
と同時にゴポリ溢れ出す液体。
中出しされたせいで気持ち悪い。

「次は俺な?」
え?
土方。ちょっと、今、何て言いました?

「ひゃあああああぁ―――ッッ!!」
ちょっと―――っ!?
土方、お前手加減しろよっ!!
慣らしもせずに突っ込まれた大きな物。
晋助のせいで濡れていたとはいえ、突然の侵入に身体が悲鳴を上げた。



「ああぁああ・・・っっ。んやぁああんっ!!」
何?
いつもと全然違う攻めに混乱する頭。

「悪い銀時。手加減出来ない」
「ヤダっ!!」
キッパリ拒否る俺。

「流石に生で見たのは初めてだったからさ。嫉妬してんだよ」
なら見なきゃ良かったじゃんかぁ〜?

「だから拒まないで?」
ー――つぅッッ!!!!
お前、ソレ反則。

少し憂いを帯びた甘い声。
唇が触れそうな位近くで、綺麗な顔で言われたら拒めるワケないじゃん。
無駄に色気振り撒くなよバカッ!!!!

「愛してる、銀時」
キスしながら囁かれる甘い声。
ゾクゾクする。

ああ、もう。俺の負けだよ土方。



「・・・抱いて?」
キスに応えながら、土方の首に腕を回した。

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