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《Act.2》

5/5(土)こどもの日。
今日は土方の誕生日だ。

「行って来ま〜す」
家を出る。
向かうのはスーパー。
料理の材料を買う為だ。

以前、手料理が食べたいって言われた。
約束したしな、今日は作ってあげるつもりだ。




「へぇ〜予想以上だな」
食卓に置いた料理を見て土方が言う。
「食べていいか?」
スッゴク嬉しそうに微笑まれ
「どうぞ」
緩む頬。

土方は物凄く喜んで食べてくれた。

良かった。

「スッゲェ美味い!!」
こんなに喜んでくれるなら、又作ってやってもいいかもな?


食事が終わるなり
「土方誕生日おめでとう」
微笑みながら告げた。
「ありがとう」
フワリ優しい微笑。

「プレゼント何が良い?何でも良いけど、なるだけ安いのね?」
高いのは勘弁。

「ならさ、名前で呼んでくんね?」
「えっと、多串くん?」
「違ぁ〜っ!!」
ごめん、ごめん。
「土方?」
「そうじゃなくて」
「ええ〜っと?何だっけ?」
「オイッ」
冗談だってば。本気に取んなよ。

「十四郎?それともトシ?」
尋ねる。
「トシで良い」



「・・・トシ・・」
ポツリ呟く。
スッゴイ小声になったのは、少し照れたから。
「はぁ・・・っ、やぁ・・・んっ」
突然激しく口付けられた。

「もっと呼べよ」
自然と赤く染まる頬。
「・・トシ・・・」
再び囁くなり、又された甘いキス。

「ふぁ・・・・んんん―・・・ッ」

ただ、名前で呼んでいるだけなのに
「トシぃ・・・ひぁっ、アァ・・・んっ」
いつも以上に感じた。


揺さぶられる身体。
いつもより余裕を感じさせないのは気のせい?
「銀、愛してる」
囁かれる熱い声。

「ふぁ・・・っ、トシぃ・・・」
お前声エロ過ぎ。
こういう時の土方の声って、狡い。

「ぁんっ、・・・はぁああぁあんっ」
「銀時、可愛い」
耳朶を甘噛みされながら言われて。
声だけで
「ゃ・ぁっ、んは・ぅ」
イキかけた。

ああ、もう限界。
もっと。もっと、土方が欲しい。

「ひゃぁんっ、トシぃ・・・もっと」
「もっと何?」

「〜つぅッ、やぁっ。奥ぅ・・・、奥欲しいよぉ・・っ」
そう言った瞬間
「ひぁああぁあぁあんっ」
土方はギリギリ迄俺の中から抜くと
「やっ、ダメぇ・っっ」
思いっ切り奥迄突き上げた。

目の前が真っ白になる。

「ひぁっ、やぁっ!激し・・・っ」
思考能力低下。
もう何も考えられない。

もっともっと求めて欲しい。
お願い、土方。
誰も来た事ない所迄突いて?
俺を、壊して?

「ひゃぁっ、トシぃっ、やあぁあぁっ・・・ッ」
「・・・好きぃ・・」
この日俺は
「好きだよ、トシ。好・き」
物凄い快楽に
「俺も、愛してるよ」
・・・・・溺れた。

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