[携帯モード] [URL送信]
T-T
第三部【G.W. 後編】

《Act.1》

5/3(木)憲法記念日。
漸く休日再開〜♪
今日は何しよう?

う〜ん。。。暇。
寝とくか?

ダラダラしてると
「おはようございますっ!!」
玄関から元気な声がした。

「お妙さ〜ん」
あっ、ストーカー。

「銀時ぃ」
晋助来たし。

「遊び来てやったぞ」
おい、ヅラ。何故お前毎日来る?

どんどん騒がしくなって来た玄関。

仕方ない起きるか。

って、
「・・・重いっ!!」
コイツら一体何がしたいんだ?

右肩には晋助、左肩にはヅラが凭れかかってる。
「んあ?眠いから肩借りてんだけ」
ダルそうに晋助が言う。
まぁ、朝だしな。

「ならヅラは何だよ?」
「なんか寂しかったから」
ならエリザベスに甘えとけよ。


ピンポーン♪
「金時居るかぁ?」
「銀時ケーキ持って来たぞ」
なんか、坂本と土方迄来たし・・・。
皆さん、他行く所無いんですか?


最近気が付くと毎日こんな感じだ。
一種の溜り場ってヤツか?此所は。

「おっ、コレ美味そ〜」
「あっ、ソレ俺の」
でもお陰様で、朝ご飯にありつける。
幸せかも?

「今日は何処行く?」
って、この大人数で行くのか?



「銀時、アレ買ってやるぞ」
「銀時、コレは?」
「銀ちゃ〜ん、アッチ行くアルぅ〜」
案の定、振り回される羽目に・・・。

「銀ちゃんは私と遊ぶアルっ!!」
「銀時、アイス買ってやるからさ」
「銀時俺と2人で遊ぼう」
・・・ハァァ〜。
溜め息出る。

皆で来たんならさぁ〜、もっとまとまろうよ。

まぁ、このメンバーじゃ無理かもしんないけどさぁ。

「あっ」
何気にショーウインドーを見てるとある物が目に入り
「ちょっと待ってて」
俺はその店に入った。


「コレやる」
「えっ?」
買ってきたばかりの物を新八に渡す。

「昨日変形しただろ?眼鏡」
昨日神楽と遊んでた時、誤って落としたのだ。
「ありがとう」
あっ、メッチャ嬉しそう。
あげて良かったなぁ。
「御礼しますよ」
ニコリ笑いながら言うと
「ちょっ、何処連れてくの〜?」
新八は俺の手を引っ張った。
路地裏っぽい所に連れ込まれるなり
「んんん―っ」
重ねられた唇。

何?なんか甘いんですけど?

キスをされたが、なんか甘くて美味しい。
って、飴か?

「ふぁ・・・んっ・・・ぅんんっ」
お互いに飴を舐め合う。
どうしよう、コレ気持ち良いかも。
新八の首に腕を絡める。

「・・・はっ・・・・・・ん・・」
ダメだ、このままじゃ欲しくなっちゃうよ。
もっと。
もっと頂戴・・・?

しがみつく腕に力が籠った時、飴は無くなった。
まだ口内が甘い。
けど、それ以上に身体が熱くなっていた。
奥が疼いて堪らない。
「銀さん」
耳元で囁かれて、ハッと我に返った。
って、何してんだよ?
「何かあげよう思ったんですけど、飴しか無かったから」
ニコリ微笑む新八。
・・・普通にください。



「金時」
路地裏に坂本が来た。
ハァァ〜見られなくて良かったぁ。
もう少し前に来てたらヤバかったよ。

「新八狡いアル」
って、えっ?

「おい、眼鏡。何勝手にキスしてんだ?」

「銀時の唇は俺の物だ!!」

・・・・・・・・・見られまくりじゃん。


その後、毎日恒例の喧嘩開始。

お前らさぁ〜、仲良く出来ないんなら一緒つるむなよ。

ハァァ〜ッ。
ほんっとコイツらと居ると溜め息ばかり出ちゃうよ。
まぁ、退屈はしないけどね?

[*前へ][次へ#]

19/34ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!