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U-U
4/27(金)明日からG.W.

う〜ん?
折角だからもう少し貯めとくかぁ。


[もしも〜し]
久々に掛ける番号。
[おっ、銀時かぁ]
すっごぉ〜く嬉しそうな声が聞こえた。

[今からそっち行っても良い?]
遠慮がちに尋ねると
[ぜ、是非来て下さいっ!!]
激しい勢いで食い付かれ、ちょっと引いた。


5分後、ピンポーン♪
俺はゴリラ(近藤さん)の家にお邪魔した。

確か迫られて逃げたっきりだったから。う〜ん、約1ヶ月ちょっと振りかな?此所に来るの。




部屋に着くなり
「姉貴と旅行行きたくない?」
耳元で囁いた誘惑。

「勿論1泊2日で」
ニコリ笑いかけると
「行きますっ!!!!!」
簡単に落ちたゴリラ。
「なら、カンパしてね」
「はい、喜んでっ!!」
旅行代獲得〜♪
こんなに簡単にくれるなんてさ、流石金持ち。
お金余ってんのかな?羨ましい。

坂本とゴリラからお金貰ったのは、晋助には秘密にしておくか。
なんかスッゴイ怒られそうだしな。
まっ、バレなきゃ良っか。

物凄く心配していたG.W.の資金。
自分の稼ぎではないが集まって、一安心した。




4/28(土)G.W.初日

この日は家族全員で遊園地へ行った。

「銀ちゃん、アレ乗るアルぅ〜」
大喜びの神楽を見て、笑顔が零れた。
それだけで、俺は此所に来れて良かったと実感出来た。


1日目、無事終了〜。




4/29(日)昭和の日。
今日は皆で旅行に行きましょう。

「おはようございます、お妙さんっ!!」
あっ、今なんか尻尾見えた。

駅に着くと、目に見えて嬉しそうなゴリラが待ち構えていた。
これじゃあ、ゴリラじゃなくハチ公だな。

折角の家族旅行に部外者が居るのは気乗りしないが、出資者だから仕方ない。
この際目を瞑ろう。

「遅かったな、銀時」
って、えっ?
・・・・・・?
えぇっと、幻覚?

「新八新幹線乗る前、駅弁買うか?」
「あっ、銀ちゃん私最低でも3つは食べたい」
「せめて2つにして下さい神楽ちゃん」
「なら私は一番高いヤツ」

「無視すんなぁっ!!」
って、あれ?コレ本物?
ならさぁ、なんでこんな所に居るんだよ?晋助。

つか、何故?
「よっ」
「おはよ」
「良い天気で良かったな」
駅前には居たのは俺達家族とゴリラだけではなく。
明らかに待ってましたと言わん許りに待ち構えていた土方・晋助・ヅラ・坂本。

偶然か?

「お前達もどっか行くのか?」
G.W.だしなぁ。

「一緒に行くんだが」
えっ?はい?幻聴?
ヅラ今何か言ったか?

「銀さん、駅弁買いに行きますよ〜?」
って、置いて行くな新八。

で、何故かゾロゾロ着いて来る4人。

つか、誘ってませんから〜っ!!

「買ってやるぞ銀時」
「ぇ?良いのか?」

キュピーンッ、目を光らせた瞬間
「餌付けされましたね銀さん」
出された溜め息。
仕方ないだろ?金欠なんだ。美味しい話大好きさ。

「何処行くんだ?」
「勿論温泉だよな?」
「俺の別荘行くか?」
「抜け駆けすんな土方」
何故皆、自分の行きたい所を言うんだ?
勝手に同行したくせに。

「いや、もう目的地決まってるから」
ゴリラが言った瞬間
[なんで仕切ってんだよ?]
キッ、睨まれ
「お妙さぁ〜ん」
ゴリラは姉貴に駆け寄った。
勿論笑顔で躱されていたがな。



あ〜あぁ、折角の旅行なのにな。
なんかスッゴイ騒がしくなりそうな予感。

先の事を考えた瞬間、クラリ軽く目眩を覚えた。

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