W-V
震えるせいで力の入らない手でする行為は、無意味に近い。
「ぁっ、もぉ・ほんっと無理ぃ・・・」
苦しくて、自ら口付けながら訴えたら、チュポンッ!!嫌な音と共に引き抜いてくれた。
「何で?」
イッてないのに赦してくれた行為。
思わぬ優しさに驚くと
「不本意ですが可愛いかったから」
苦笑され、ホッとした。
「あっ、少しヒビ入ってやす」
前言撤回。
激しく動揺したし。
危ないよ。
もう少し力んでたら確実に割れてたな。
割れなくて良かったぁ。
ホッとした途端、脚の力が抜けた。
が
「もう少し頑張って」
優しく髪を撫でられた。
ぇっ、頑張ってってマサカ。
ちょっ、沖田くん待てぇ―――――!!!!
「ャァァ・ッ、ヒァァッン!!!」
有り得ない。
沖田くん何してくれてんだぁ!?
皆見てるんだぞ!!
突然貫かれた身体。
先程必死に頑張って緩ませたお陰か、かなりスムーズに入った。
ソレだけで、慣らされた内部は物凄い快楽を感じ取ってしまう。
「ぃゃっ、ヤァ!沖田く・ん。ャダぁ・っ」
最初は羞恥の為、必死に抵抗していたのに
「ソコ、ャ・なの」
ドンドン弱まる抵抗。
ああ、ヤバい。完全流され始めた。
「ふぁ、ぁぁぁん」
一度無駄な力が抜けると最後
「ぁっ、沖田くぅん、ゃん。ダメぇ・っ」
貪欲過ぎる身体は、更なる甘い蜜を求め始める。
「ぁっ、ャァ。ぁぁん、沖田くん、沖田く・んっ」
口から洩れるは甘ったるい声ばかり。
完全に堅さを増してしまった凶器が、俺を揺さぶる。
あっ、ダメ。
物凄く気持ち良い。
「ねぇ銀時さん。気持ち良い?」
耳元で腰が蕩けそうな位甘く囁かれ
「ァンッ、沖田くんの美味しいから好きぃ」
素直に零れ落ちる淫乱過ぎるセリフ。
なんておバカな俺。
その後俺は、此所が何処だか忘れて沖田くんを煽りまくった。
「ヒァァッ、ダ・メぇ――――ッッ!!!!」
白濁を零すと同時に、手放した意識。
瞼を閉じる直前、土方達が視界に入り
『あ―もぉいっその事このまま永眠してぇ』
心底感じた。
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