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T-X
ヒシヒシ身の危険を感じ、焦っていたら
「・・・ん?」
突き刺さる様な視線に気付いた。

「おい、ヅラぁ〜。抜け駆けすんなよ」
って、高杉じゃん。
助かったぁ。

「俺も混ぜろよ」
っておい、今何て言ったぁ?

「ちょっ。シャレんなんないってばぁ」
交互に触れ合い始めた2人の唇。

高杉の奪う様な激しいキスと、ヅラの与える様な優しいキスに翻弄される。

「銀時ぃ」
オイッ、耳にキスすんなってば。

「ぅんんっ!!」

ちょっとこれって一体どういう状況?
全く理解出来ないんですけどぉ〜?
つか、貞操の危機ってヤツか?コレ。

抵抗したいのに巧く出来ない。

だって仕方ないだろ?
俺だってまだ若いんだ。
快楽には勝てない。

その後俺は
「ゃ・ぁ、っぁぁあ、ふゃゃぁぁん」
今まで感じた事もない強過ぎる感覚に
「ゃぁんっ、ぃゃ・ぁ・っ」
翻弄されまくった。
散歩から帰宅した2人が、部屋に入れずに居た事にさえ、気付かない位。

行為後高杉に、土方達が一瞬部屋のドアを開けたって聞いて
『嘘・だろ?』
俺は激しいショックを受けた。




見学翌日。
今日は代休だ。

ピンポーンッ♪
昼過ぎだと言うのに俺はゴロゴロしていた。

別に良いじゃんっ。休みなんだしぃ〜?
つか、誰?

ガチャッ、勝手に玄関が開く。

「銀時さぁ〜ん。遊びに来やしたぜぃ」
・・・って、オイッ。
鍵掛けてたぞ?俺。

なんの悪気もなく、沖田くんが俺の部屋に入って来た。

「あのさぁ〜鍵は?」
一応尋ねてみるか。

「俺に開けられない鍵なんて存在しやせん」
って犯罪者かよ?

「で、何?」
訝しげに尋ねると
『ぇ?』
グイッ!!突然接近し、スグさまキスされた。
と同時にゴクンッ、何かを飲まされた。
『ちょっ、何すんだよ?』
抗議の視線を向けたと同時に、フラリ激しい目眩がして、俺は意識を失った。

その後の事は、何も覚えていない。
気が付くと朝になっていた。


「ツッ!!眩し〜」
日差しが眩しくて眼を開けた。
いつもはカーテンをしっかり閉めてんのになぁ?
なんで開けっ放し?

「おはようございやす」
って沖田くん〜!?
ちょっと、なんで居んのぉ〜?

ジィッと見詰めると
「もしかして覚えてないとか?」
少し驚かれた。

って何?
それになんか気持ち悪いし。
身体ベタベタする。

って、ぇ・ぇっ、えぇええぇぇえ〜!?

なんで何も着てないの?俺。
無数に見える赤い痕。
蚊か?
それにしても多過ぎる。
まさか恐怖の大量発生?
ゆっくり立ち上がった瞬間、ズキンッ!!激痛が走った。
それも、何故か下半身に。

ツゥ〜、脚を伝う液体。
あのぉ、何か垂れてきたんですけどぉ〜?
コレは一体何なんでしょう?

思い出せ、思い出すんだ俺っ!!
必死に足掻くが、無理だった。

何か靄みたいなのが頭にあって思い出せない。

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