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T-W
「美味しかったぁ〜」
夕食を食べ終わり、部屋に足を向けると、パタパタ聞こえるスリッパの音。
土方・沖田くん・高杉・ヅラが着いて来る音だ。
後の2人は勝手に班に入って来た。
俺と土方を近付けさせたくないとかなんかムカつく事言ってたが、ワケ分かんねぇからスルーしておこう。

ていうか、このメンバー構成はかなり厄介だ。
沖田くんは土方の恋人だから、沖田くんの前では余り土方に近寄れない。
高杉やヅラは気を抜くとスグちょっかい?を出して来る。
つか、俺に悪戯して何が楽しいんだ?2人共。
だから、土方の側に居られるのは嬉しいが、かぁなり居心地は良くない。

「ちょっと散歩してくる」
部屋に辿り着くなり、一言だけ告げてスグに部屋を出た土方と沖田くん。
高杉は気が付くと居なかった。
その為、部屋には俺とヅラ2人だけが残った。
皆さぁ、スグ出て行くなら部屋来なくて良かったんじゃね?




静まり返った部屋の中。
「ふぁっ・・・」
チュゥッ
「・・・んんっ・・」
今、俺はヅラに抱き締められている。

高杉やヅラは何かとスグ俺にキスをしてくる。
2人とは小学校からの付き合いだ。
最初は抵抗していたが、過剰なスキンシップがコイツらの友情かと決め付けて、ここ最近は全く抵抗していない。

チュッ、小さくて可愛い音を立てながら唇を離された後
「銀時。ソロソロ次の段階に行きたいんだが」
囁かれたセリフ。

は!?
ヅラが理解不能な事を言った。
ぅん?どういう意味だろう?サッパリ分からない。
首を傾げた瞬間
「え?」
フワリ押し倒される身体。

はぃい!?
なんで布団の上なんだ?

つか、これってなんかヤバくないか?

現状は分からないが、本能が危険だと察していた。

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