U
U.土銀の場合
休日の朝、万事屋にて。
「ロマン?」
「そう」
「んなの、マヨに決まってんだろ?」
即答ですか。
ガチャッ
ん?
おい、何人ん家の冷蔵庫勝手に開けてんだ。
って、えぇえぇえ〜!?
なんで我が家にマヨがぁ〜???
「よし、始めるか」
って何故脱がす〜?
つか、マヨ何に使うんだよ?
「何故マヨあんの?」
訝しげに尋ねる俺と
「あ?ストック」
当たり前の様に答える土方。
一致してねぇ。
「勝手に置くなよ」
此所はお前ん家じゃねぇんだよ。
「ああ?お気に入りの店にはキープ置いとくもんだろぉ〜が」
居酒屋なのか?この台所は。
ベチャァ
「ひゃぁっ?」
って何ぃ〜?
何勝手に銀さんにマヨ付けてんの?
「食べ物粗末にすんなよ!!」
すかさず注意した。
が
「大丈夫。全部舐め尽くすから」
ニヤリ上がった口角。
なんかスッゲェ嫌な予感が・・・・・。
「ちょっ、ちょっとソレは嫌ぁ〜!!」
案の定、・・・・・マヨプレイ。
マジ最悪だし。
1時間後、
グゥ〜ッタリ。
「おい、若くね〜な」
ムカッ。
「身体ベタベタして気持ち悪いんだよっ」
暑いから余計、不快でならない。
「なら何なら良いんだ?」
不服そうに尋ねる土方。
「暑い時はアイスだろぉ〜が。夏だぞ、今」
今は7月。ミンミン忙しなく鳴く蝉の声と、勝手に流れる汗が余計暑さを増す。
「ったく〜、買って来てやるよ」
出て行く土方。
つか、もう戻ってくんな。
数分後、シャワーでマヨを洗い流した俺は
「ソフトクリームだぁ」
土方の手にある物体を見て、歓喜の声を上げた。
「アイスキャンディーもあるぞ」
ニヤリ。
「やったぁ!」
嬉しくて弛む頬。
ニコニコ微笑んだ。
が、土方の冷笑を見逃した俺は、速攻で後悔する羽目になる。
「ってえぇ〜?」
ちょっとこの状況って、さっきとあんまり変わんないんですが?
「冷たっ!!」
塗りたくられるソフトクリーム。
スッゲェ冷たくて、べたついて、なんか気持ち悪い。
「マヨとどう違うんだよ!!」
一緒じゃねぇか。
「味が違う」
そりゃそうだが。
「って俺まだ何も食べてないし」
食べ物粗末にすんなよ。
「食べたいのか?」
土方はアイスキャンディーを目の前にちらつかせた。
「食べるぅ〜♪」
マジ欲しいです。今すぐ頂戴♪
って、ちょっ、ちょっ、ちょ〜待ていっ。
下半身を襲う冷たい感触。
激しく嫌な予感を察し、流れてしまう嫌な汗。
「ひ、土方何処に?」
アイス何故か太腿付近にあるんですが?
「決まってんだろ?」
最強に楽しそうに微笑む土方。
・・大失敗・・・・・。
「いやぁ〜!!」
アイスキャンディーは口で食べるんだよ!!
「あぁん、いやぁっ」
変な所に突っ込むなぁ!!!
土方のバカ野郎ぉっっ。
あっという間に溶けてなくなったアイス。
勿体なさ過ぎ。
脚を伝うべたついた液体。
ソレ、ソコじゃなくて口で食べたかったんですが。
アイスは口で食する物なんだぞ土方。
「俺もっと普通に普通のが食べたいんですけどぉ」
軽く膨れながら言い放つと
「なら喰わせてやるよ」
微笑まれた。
え〜っっ、アイス位自分で食べれるし。
別に食べさせて貰わなくってもさぁ。
って
ちょっ、土方待てっ!!
「ゆっくり味わえよ?」
「やっ、ちょっ、無理ぃ〜!!」
「ひゃぁっ、やぁっ!」
遠慮なく中に侵入される大きくて硬過ぎる物。
先程のマヨとアイスのせいで、スムーズに侵入を許してしまった。
「あ、はぁっ、やぁああん・・・っ」
揺さぶられる衝撃で、洩れる変な声。
「美味しいか?」
耳元で尋ねられた。
〜つうぅっっ!?バ・バカぁ!!
聞くなよ、そんな事ぉ〜!
が、余りの気持ち良さに
「ぁんっ、ぁぁん。ひぁあ、あぁあああっ」
何も文句が言えなくなってしまった。
それから1週間
アイスを見る度欲情する羽目に・・・。
皆様、食べ物は普通に食べましょう。
【後書きU】
なんかもぉ色々な意味でごめんなさいm(T◇T;)m
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