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V
V.沖田SIDE

「あちぃ〜」
パタパタ手で扇ぐ俺。
愛用のアイマスクを着用し、河原に寝そべった。

俺の日課の1つ、ソレは、堂々とサボる事。

隠れてコソコソサボるなんて、性に合わねぇ。




2つ目それは。

ズガァ――――ンッ!!
スレスレを掠める弾。

「チッ、外したか」
ワザとさせる舌打ち。
「テメェ―!今チッって言っただろぉ――がっ!!」
怒りながら叫ぶ土方。
そう、もう理解出来たと思うが、俺の2つ目の日課。
ソレは、土方さんを死なない程度にいたぶる事。

殺さない程度がミソだ。

だって
オモチャ・なくなったらつまらねぇだろ?

退屈で堪らない午前中の見回りが済み。

あ〜、マジ暇。

ウロウロしてると
『旦那?』
甘味屋の側で見付ける影。

いつも持合わせなんてないクセに、スッゴク物欲しそうな瞳で店内を凝視している。

「よっ、旦那ぁ」
声を掛けると
「沖田くぅ〜んお腹空かない?」
奢れって言わん許りの瞳で訴えて来る。

まぁ、退屈よりはマシだ。

「食べやすか?」
笑顔で言うと、輝くルビー。
仲良く店内に入り、メニューを頼んだ。

「美味しぃ♪沖田くんありがとぉ」
運ばれて来たケーキやパフェを食べながら嬉しそうに笑う旦那。

チャッカリいつの間にか奢る事になっている俺。

毎日毎日年下にたかるなよ。

呆れながらも
「あ〜ん」
笑顔でスプーンを持って来られると
『まぁいっか』
何故か消え失せる怒り。

ったく、この人は俺を手玉に取るのが上手過ぎる。

「ココ付いてやす」
唇の端に付いたアイスを舐めると
「なっ・・・な、何!?」

茹蛸になりながら慌てた旦那。

へぇ〜、可愛いじゃん?

真っ赤な顔で黙々と、パフェを食べ始める銀色。

「可愛い」
笑顔で言うと、益々赤くなり涙目になった。



おっ、新しいオモチャ発見!!!
コレはかぁなり楽しめそうだ。

「旦那ぁ〜明日も奢ってあげやす」
ニッコリ微笑むと
「良いのぉ?」
キラキラ輝く瞳。

あっ、今尻尾見えやした。



今日新たな日課が増えた。

新しい日課

それは

綺麗な銀色を愛でる事。

日々増える日課。

だが、今回のは


当分退屈しなくて済みそうだ。

年齢の割に幼い、可愛い笑顔を見ながら
「もっと食べて下せい」
俺は微笑んだ。


【後書きV】

はい、沖田くんの口調が違いますね(−ω−;)

沖田くん大好きだけど口調書くの苦手です。
もっともっと勉強せねばっっ!!!!

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