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U-T
「おはよう銀時」
「おはよ」
向けられる笑顔。
ずっと俺だけに与えてて?
俺以外に笑い掛けないで?

「どうした?銀時。そんなに見詰めて。もしかして見惚れてた?なぁ〜んてな」
「うん」
「え!?」

日に日に深まる独占欲と愛情。

「屋上行きたい」
ポツリ呟くと
「分かった」
繋がれた手。
そのまま屋上へ移動した。


誰も居ない屋上。
「んっ、ふ。んん・っ」
見詰めあった直後、自分から口付けた。

「んぁ・んん、ふ。土・方ぁ・」
好き。
土方が好き。

「・っ、ぁん」
手放したくない。
失いたくない。

「土方、お願い。抱いて?」
俺以外に触れないで?
俺以外を抱かないで?
俺だけを見て?

「授業受けなくて良いのか?」
もうすぐ始まる授業。
「良い」

「此所で、良い・のか?」
普段から殆ど使用されてない屋上。
今の時間帯此所に来る人は、多分、居ない。
「良い」

「ゴムと生ドッチが良い?」
「んなのもう良いから、抱けよっ」
少しの時間さえ勿体ない。
1分1秒でも良い。
少しでも長く、土方に愛されたい。
土方を、感じたい。

「お前で俺を満たせよ」
キュッ、胸元に顔をくっつけながらねだる。
こんなセリフ、顔を見ながらなんて、言えない。

「今日は素直だな銀時」
「嫌か?」
「いや、スッゲェ可愛い」
「ーーーーーーっ」
バカ。んな格好良い笑顔俺に向けるな。
見惚れてしまうだろ。

ドキンドキン鳴り響く鼓動。
聞こえてしまいそうでハラハラする。

「何時間もサボれねぇからサッサと抱けよ」
「なら遠慮なく」
クスリ笑いながら
「ーーーん」
唇を重ねられた。

ソレが始まりの合図だったのか
「ぁっ」
脱がされた制服。
天気が良い為日光に晒される身体。
隅々迄見えそうで、凄く恥ずかしい。
でも、見て欲しい。
全部覚えてて?
忘れないで?
一生消える事ない位、頭の中に叩き付けて?

「スッゲェ綺麗」
首筋に這わせられる舌。
ああ、このまま全部舐め尽くして?

チュッ、唇を重ねられ
「ふぁ・んく」
胸元を抓られた。

女の子みたいに触られる胸。
土方はソコを触るのが好きだ。
いつも執拗に弄られ、脳内が真っ白になってしまう。


「ゃっ、ダメ。イく。イッちゃ・ぅっ」
お陰で、胸だけでイける身体になってしまった。
最早、自分からねだってしまう俺。
こんな浅ましい姿、お前だから見せてるんだからな。
俺が素直に甘えてねだるのは、お前だけなんだぞ。
土方だから何されても許せるんだからな。
お前だから死にそうな位、感じるんだ。

だから、どうか、俺以外を愛さないで?
俺だけを愛してて?

言えない代わりに
「ん、ぅんん・ふ、土方ぁ」
口付けを深くした。

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あきゅろす。
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