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「ふぁ・ん、ぁぁ・っ、ぅぁっ」
無意識に漏れる声。
「十四郎さん、十・四郎さ・ぁん」
数え切れない位名前を紡いで。
まだ、同じセリフしか知らないオウムの様に
「ぁ・ん、十・四郎・さ・ん好きぃ」
「好き、好きだよぉ」
繰り返し俺は愛を囁いた。
初めて抱かれたのは3か月前。
痛くて堪らなかったのに、物凄く嬉しくて。
苦痛よりも、幸福感の方が強かった。
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