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大晦日
【大晦日】
※土銀(土方side)

気が付くと今年も最後。あっと言う間だったな

アイツと一緒に居る時間は一瞬で過ぎる。1日がまるで1秒の様。1日24時間じゃ全然足りねぇよマジで

「土方?」

名前を呼ばれ目線を向ける

「何か考え事?」

「ん、何でだ?」

「眉間皺出来てる」

眉間を指で伸ばされ苦笑した。何やってんだか俺。1年の最後に大切な奴を不安にさせてどうすんだ

「お前の事考えてた」

素直に答えると真っ赤になる顔。真っ白な肌が一瞬で茹蛸になった。可愛いな


「今日で今年最後だからさ、付き合ってやる。お前の好きな所言えよ」

ニッコリ微笑むと

「なら何か甘いの食べさせてよ」

甘えてくる銀時。って最後の最後迄甘味かよ

「分かった。今日は沢山奢ってやる」

優しく髪を撫でると

「やったぁ」

抱き付いて来た愛しい恋人。ほんっと可愛いな

「来年も側に居ろよ?」

耳元で囁くと

「お前次第かな」

冷たい口調

なんだよソレ。可愛くねぇな。ムスゥっと顔を歪め、顔を見詰めた。

って、あれ?

背けられた顔紅くねぇか?

「来年違う奴の側に居たら嫌いになるからな」

小さく耳打ちされ

「素直じゃねぇなお前は」

抱き寄せ口付けた

バカだな銀時。来年も再来年もずっと側に居てやる。つか、離してやんねぇよ

「愛してるよ銀時」

キスの合間に甘く告げると

「嫌いじゃねぇよ」

真っ赤な顔で小さく零された。

嬉しくて涙目になってるクセにさ、ほんっと天の邪鬼だよお前は

でもそんな所も可愛いと思える俺も嫌じゃねぇ

依存してるかもな

「たまにはお前からキスしろよ」

意地悪に囁くとチュッ、すぐさま返されたキス。珍しいな

「今年最後だからな、その・特別」

耳迄真っ赤にしながら愚痴る銀時

ほんっとハマるよコイツは

「好きだ」

もう一度瞳を見ながら告げると合わせられた唇

「これからも俺の側に居ろよ銀時」

囁くとキュッ、首に回された腕

絶対離してやんないから覚悟しろよ?

甘い口付けを交わしながら耳元で囁いた



※歯&ポッキー&大晦日は以前ブログでUPした物です。

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