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Another-2年後のミサキ-本編
3月24日

桜の花がつぼみから、花へと変わりはじめる、この季節___

  私の物語は
   ここからはじまった

3月24日


春休みに入ってから、少したった頃…

私、最島美咲は夜見山北中学校、通称夜見北の園宮勝史先生に、休日なのに呼び出された。こちらからすれば、いい迷惑だ。私の家から学校までは30分もかかるというのに…。



*



などと、ブツブツ言っていたら学校の校門が見えてきた。
私の同級生らしき姿が校門を行き来している。どうやら、私の他にも呼ばれた人もいるらしい。
中に入ってみると、同級生達が一クラス分くらいいた。
中には、私の知る顔も多数いた。
周りを見渡すと、茶色みたいな赤の髪の色でショートの髪型が特徴的の美人な女。


 森山さやか


小学4生の頃からの仲良し。親友に等しい人物だ。

「あれ?もしかして、美咲?」

目線に気づいたのか、さやかがこちらに気づいて歩み寄ってきた。

「あ、うん。そう。さやかも呼ばれたの?」

少し、同様しながらさやかに問いかける私。不自然ではないよね…?

「そう。何故呼ばれたのかしら?」

「私にも、さっぱり。ただ、学校に来るようにって言われただけ」

と、さやかと二人で喋っていたら周りの視線が集中してきた。視線が刺さっていたい…。
少し聞こえた声…「最島さんと森山さんって仲よかったんだ」と聞こえた。

「おい、お前等全員いるな?」

いきなり響く、熱血教師みたいな声。園宮だ。体型は太めで筋肉がたくさんついている。正直、きもいと思う…
などと考えていると、紙が配られた。席順が記されていた。私の席は…一番後ろの席。ラッキーだね。

「うわっ!?一番前…微妙ー…美咲は?」

さやかが言いながら、用紙に顔を近づけてきた。

「同じ列の一番後ろね…私よりはマシよね」

「私的には、当たりだよ。」

と、笑いながら話をしていたら、いつの間にかみんな学校の校舎内へと移動していた。

「やばっ!?いこっ!」

私は、さやかに手を引かれながら走っていった。




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