古き記憶の再生
双子に質問してみた。
[--] ようこそいらっしゃいました。お2人とも、今日はよろしくお願いします。
優紀「……早くして」
柚木「まあまあ。」
[01] お名前をひとりずつお願いします。
優紀「藤崎、優紀…」
柚木「藤崎柚木だ」
[02] 簡単にで構いませんので、相手の紹介をお願いします。
優紀「…………めんどくさ」
柚木「お前絶対俺のこと兄とは思ってねぇだろ」
優紀「私の双子の兄。以上」
柚木「(兄として悲しいぞ、おい)俺の双子の妹で唯一の肉親だ」
[03] どちらがお兄/姉さんですか?
柚木「俺だな」
優紀「精神年齢は私の方が上だけどね。」
柚木「お前毒吐くのやめろよ!?」
[04] お2人の見分け方を教えてください。
優紀「いつもメガネ掛けてるから、双子とは思わないけど……外したら前髪の位置、だったっけ」
柚木「お前が男装してたらな」
[05] お互いの得意なこと・不得意なことを教えてください。
優紀「柚木は、料理と整理整頓がダメ。というかキッチンに入らせたくない、絶対に。得意なのは、ノーブレスで思った事を言う事」
柚木「そんなにか!?てか得意可笑しくねぇか!?他にあるだろ!?
えーっと……優紀の不得意は、裁縫だな。縫い付けることは出来るが、糸を通すのがダメだ。得意な事は料理と整理整頓、とにかく家事全般だ。」
優紀「何で糸通すだけで神経使わなきゃいけない訳?」
柚木「いや神経使わねぇからな!?」
[06] 仲はいい方ですか?
優紀「まあ……仲いいんじゃない?良くなかったら、もっと毒吐いてる」
柚木「あぁ良かった!!仲良くて良かったぁ!!仲良き事は美しきかなぁああああ!!!!」
優紀「…………」
[07] お兄/姉さんはよく言われることはありますか?
柚木「特にはねぇよ?まず、優紀はこんなだからな。」
優紀「目立ちたくないだけだし。お願いだから、目立った行動だけはしないでね」
柚木「だけを強調して言うなよ!!」
[08] 弟/妹さんはよく言われることはありますか?
優紀「上と同文」
[09] お2人は周りから比較されたりしますか?
優紀「小さい時はよく比較された。妹さんの方がしっかりしてるねって。兄なんだから、しっかりしてよ。」
柚木「いつの話を掘り返してんだ!!」
[10] (↑続き)モノによるかと思いますが、比較されること自体を快く思っていますか?
優紀/柚木「「やな気分になるわボケ」」
[11] 間違えられることはしょっちゅうありますか?
優紀「あり過ぎてやだ。」
柚木「なんか……心にグサッと来たような……あれ、目から水が流れてる。何でだろ」
優紀「涙も分からないの、柚木」
柚木「心が痛いぃぃぃぃぃ…」
優紀「次行って」
[12] お揃いの物や洋服は持っていますか?
優紀「あるとすれば、左右対象のピアス」
柚木「俺が青で、優紀が黒だったよな。」
優紀「うん、そうだよ。そのピアスには私達だけがわかる紋章があるし、オーダーメイドだからね」
[13] 趣味はそれぞれ何でしょうか。まったく違うものですか?
柚木「せーので言うぞ。せーの」
優紀/柚木「「読書/ガーデニング」」
柚木「っておい!!普通は、同じ事言うだろ!!」
優紀「私は家の中なら何処でもいい。」
柚木「外じゃねぇんかい!!」
[14] ご職業を伺ってもよろしいですか?
優紀「学生」
柚木「まあ、後に……な」
優紀「言わないで……」
[15] 相手のフリをして誰かを騙した経験はありますか?
優紀「物語上であるかもね。多分」
柚木「お前人を騙すの得意だよな。イイ性格してるぜ、ホント」
[16] 日頃から相手のことを気にしていますか?
優紀「気にし過ぎて気が気じゃない。柚木はヘナチョコのアイツと一緒だから」
柚木「比べ方おかしいだろ!?
俺は、無茶しないか心配だ。優紀はこう見えて、仲間思いな所があるからな」
優紀「かかと落とししていい?」
柚木「何でだ!?」
[17] 相手の気に入っているところ・これだけはちょっと許せないと言うところを教えてください。
優紀「いつも一緒に居てくれること、許せないのは部屋を片付けろ。」
柚木「仕方ねぇだろ!?整理整頓だけは苦手なんだからよ…俺も優紀と同じだ、許せないのは……勝手に俺の部屋を掃除しちまうって事だ!!」
優紀「片付けない柚木が悪い」
柚木「反省はしてるが勝手に片付けないで欲しいんだが……」
優紀「ムリ」
柚木「Σ(|||▽||| )」
[18] ケンカはしますか?
優紀「しょうもない事でケンカはする」
柚木「何で小さい事でケンカすんだろーな。俺達」
優紀「心が狭いんじゃない?」
柚木「(それ自分も含めて言ってるのか!?)」
[19] 双子として生まれたことにどう思っていますか?
優紀「双子以外は多分無理だと思う。想像つかない」
柚木「俺もかな、優紀と双子に生まれて良かった。」
優紀「二回目の人生だけどね」
柚木「それ言っちゃダメだろ……」
[20] 最後に、お2人でメッセージを交わしてください。
優紀「いつでも、私を頼れ。」
柚木「そっちこそ、な。」
[--] お疲れ様でした。これからも仲良く過ごしてくださいね。
優紀「やっと終わった、早く帰って小説の続き読みたい」
柚木「お前そればっかだよな。(本棚買わねぇと、あと……改築しねぇとな、家を)」
(提供元:あなぐら様)
[*前へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!