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古き記憶の再生
平凡な日常…5
優紀「……(あの神の仕業か…)」



ヤツしかいない
こんな異端過ぎる出来事を創り出すことだって可能だ
相手は世界の創造者、神様だ



バジル「何の話かは存じ上げませぬが、夜空と雪のリングが目が覚めた数日後……今から3日前に、ある手紙が届いたんです。
門外顧問、沢田家光……親方様宛に」


ツナ「親父に?」


バジル「手紙には死炎印が記されており、内容が言い伝えの様に書かれていたんです」



夜空と雪が目覚めし時、思い繋がる二人の力が目覚めた証である。その二人は今日本≠ノいる。



ツナ「日本って……」


バジル「それで日本の何処か分からなかったので、リングを沢田殿に渡そうと提案したのですが……親方様がとある双子の元に持っていく様に言われたんです。」


優紀「それが…」


柚木「俺達だった訳か…」


ツナ「でもなんで、優紀達の事を親父が知ってんだよ…」


バジル「さあ……ですが、当たりのようです。」


リボーン「なんでそう言い切れんだ、バジル」


バジル「その手紙にはまだ続きがあるんです。」



その二人には、初代夜空と雪の守護者の記憶がある。



優紀/柚木「「!!!!」」


リボーン「オメェら、何か知ってんのか?」


優紀「………一ヶ月前、昔に見た夢を見た。それも、ボンゴレT世が私達に手を差し伸べる夢だ」


柚木「そのボンゴレT世が何か言っていたが、聞こえなかった……それだけが俺達の記憶に刻まれてるんだ。
それで俺と優紀は思った。これはただの夢じゃないって」


優紀「忘れようとしても、ムリだった…だからもう気にしないでおこうって思ったんだけど………今になってそれがその手紙の内容に一致するなんてね………」


バジル「それで、藤崎殿達にこのリングを託そうと思ったのですが、留守だったので……」


優紀「まさか、朝から何も食べずにいた訳?」


バジル「お恥ずかしながら……はい」



バカだ、それで餓死したらどうするのだ



優紀「はあ……で、その箱を私達に?」



今思えば、身体の火照りが収まっていた
何故…?



バジル「はい、藤崎殿」


優紀「それって、私達を十代目の守護者になれと言っているのか?」


バジル「はい」


獄寺「俺は反対です!!この二人は、不自然な事が多過ぎます!!
守護者にしようなんて……ましてや、その手紙自体怪しすぎます!!俺は絶対に反対です!!!!」


優紀「だってさ、て事で私達もお断りするわ。
マフィアに関わりたくない、まだ命は惜しいしね」


リボーン「だが、他に当てはまりそうなヤツらは居ねぇんだろ?」


バジル「はい、親方様も藤崎殿達に託せと言っていましたので…………あ、そうでした。」


ツナ「まだなにかあるの?」


バジル「はい、これを親方様から預かってきました」


優紀「嫌な予感しかしない、その手紙」



明らかに怪しすぎる
絶対脅迫文か何かだろ…



バジル「この手紙をバジルが読んでいるという事は、無事に藤崎家に着いたんだな。で、早速本文なんだが………俺の息子、ツナの守護者になってくr「だから嫌だっつってんだろ、手紙だからって頼まれても断るっての」断るなら、こちらも考えがある。=v


優紀「待って今返事したよ?こうなるって知ってた訳?ちょっとアンタの親父さん怖いんだけど」


ツナ「俺が知るか」


バジル「選択肢を与えるが、答えは一つだけだ。=v






一つ、ツナの守護者になる


二つ、守護者を断り太陽の日を拝めなくなる


そして三つ、ツナの婚約者になってツナに守ってもらう



優紀「ちょっと待てーい!!最後の選択肢は何!?この腹黒でセクハラしかしなさそうなヤツの婚約者って何!?」


ツナ「それどういう意味かな、優紀?


優紀「しかもそれ私限定じゃん!!」


ツナ「無視すんの?」


バジル「双子の兄の方は、キャバッローネで働いてもらう。だそうです」


優紀「だそうです。じゃねぇよふざけんなよ、アンタの親父ふざけた事しか考えないの?しかもキャバッローネって跳ね馬ディーノがボスのボンゴレの同盟ファミリーじゃんか。
…………………………これさ、私に対しての脅しのつもり?」



もし私が3を選べば、柚木はキャバッローネ行き
それで私がボンゴレ十代目の婚約者……
キャバッローネなら、人を殺す事を躊躇しない
私がボンゴレに刃向かうようなら、兄の命はないと思えと言っているようなものだ
答えは一つだけ=c………これ、明らかに超直感の力だろ



優紀「…………………はあ、バジル。その箱貸して、柚木。手出して」



これしかない……
答えが一つだけならもうこれしかしない



バジル「はい、どうぞ」


柚木「優紀、何する気なんだ?」


優紀「…………こうするしかない」



私は、箱を開け二つのリングを手に取る
そして、雪の結晶が掘られているリングを柚木の指にはめる



柚木「!優紀……」


優紀「自分より家族の方が大切だよ、もう………あんな悲しみを味わいたくない」



私は左手の中指に大空のリングと同じタイプのリングをはめる



優紀「いいよ、受ける。」


リボーン「……((ニヤリ」


優紀「ただし、夜空と雪の守護者に関しての資料があるならば全部こっちに送る事。初代について知っておかなければ意味無いしね」


バジル「分かりました!!!!では拙者はイタリアに帰って、親方様に伝えますゆえ…!!」



と、言ったバジルは颯爽と帰ってった



獄寺「てめえなんで受けやがった!?お前らは一般人なんだぞ!?」


優紀「ボンゴレリングやボンゴレの機密情報を知ってるならもう一般人じゃないよ。」


リボーン「そういう事だ、獄寺。やめろ」


獄寺「しかしリボーンさん…!!」


ツナ「隼人、納得出来ないんならいいよ。俺は賛成だから」


獄寺「十代目!?」


ツナ「二人が戦えないんなら、俺達が守ればいい。違う?」


山本「だな!ツナの言う通りだぜ?俺らで守りゃいいじゃねぇか。」


獄寺「……………分かりました!!この獄寺隼人、右腕の名にかけて二人を命を懸けて守ります!!!!」



あっさり引いた、やっぱ獄寺隼人は忠犬だ
あ、忠犬で思い出した。獄寺隼人にはまだあだ名があった



優紀「忠犬隼公……」


優紀-全「「「は?」」」


優紀「あ、いや………あはは〜;;」



まずい、口が緩んだ…



獄寺「テメェ……今俺を見て言ったのか…!?」


優紀「いやね?沢田綱吉に忠実な獄寺を見てたら、忠犬で思い出してさ……雲雀恭弥が君の事を忠犬呼ばわりしてた事でリボーン愛読者仲間の子達とそれについて語って盛り上がってたら、忠犬隼公って私達の間で流行ったんだよね〜いやぁ、懐かしいなぁ…………って獄寺?」


獄寺「テメェ…………果たす


優紀「ちょちょちょ!!ここでダイナマイトを出すな!!導火線の火を消せぇええええええ!!!!」









(Good-bye, and Welcome, It's Extraordinary)
(さよなら、そしてようこそ非日常)

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あきゅろす。
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