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悪戯書き集
人狼ゲーム(解答編)
・何となくの決まり
村人3人狼2狩人1占い師1妖狐1
人狼が全滅したら村人の勝ち。
村人と人狼の数が同じなら人狼の勝ち。
どちらかが勝利したときに妖狐が生き残っていたら妖狐の勝ち。
朝は台詞が三十〜四十回言われたら終了。
性格や行動、思考は「せいぶつのはなし。」などの小説準拠。頭良いキャラは良いし、頭悪いキャラは悪い。
墓場の人間はもう誰が誰か分かって発言している。
・何となくの用語説明
CO「カミングアウト」
黒「占い師による人狼確定」
白「占い師による村人確定」
グレー「どちら側か分からない人間」

・役職
伊勢零一、村人
井伊原友恵、狩人
囲炉裏華、人狼
池崎藤夏、村人
黒塚裕、妖狐
鈴砂珠宇、占い師
哀川参津、人狼
木下蜂蜜、村人


零日目夜
・人狼
華「おっ、参津か」
参津「華じゃないか、よろしくな〜」
華「おう。早速だが戦略どうしようか?」
参津「占い師騙りとかするか?人数少ないけど」
華「占い師COは初回から?」
参津「よく分からん、流れに任せる」
華「りょーかい。それっぽいし参津に任せてもいいか?」
参津「それっぽいってw分かったZE☆」
華「その言い方だ」
・占い師
珠宇「へえ、僕が占い師か」
珠宇「まずは適当に、だな」
伊勢零一→村人
珠宇「村人っぽい顔してるしね」

一日目朝
雨顧問が無惨な姿で発見された……。
参津「うわああああああ!」
蜂蜜「!?」
参津「こんなの聞いてない!聞いてないぜー!雨顧問ちゃあああーーーん!!!!」
裕「動揺し過ぎだろ……」
参津「いやいや、だって雨顧問ちゃんが死んでるんだぜ!?事前に知らされてたって心の準備にかなりの時間が掛かるのに……ッ!ぐはっ!」
零一「参津!どうした!?」
参津「う……持病の内臓破裂する感じのアレが……」
友恵「……アホじゃないの」
参津「雨顧問ちゃんの仇……取って、くれ……バタッ」
零一「参津ーーー!!」
華「何この小芝居」
蜂蜜「でも気持ちは分かるよ!私赤空先生が死んじゃったら凄く悲しい!」
裕「葉菊先生はそういうノリじゃ死なないだろ……」
友恵「ていうか!そんなのどーでもいいじゃん!人狼の話しなよ、よ!」
珠宇「それもそうだね」
零一「………」
華「………」
藤夏「………」
友恵「うん?何で黙りこんじゃうの、の?」
蜂蜜「いや、どうしたらいいのか……ね」
華「……とりあえず、零一死んどけ」
零一「え!?いや、意味不明だろ!」
華「普段そういうキャラじゃん」
友恵「確かに」
零一「ちょ、ちょ、ちょっと待て!俺は村人だ!」
参津「『俺は村人だ!』って台詞こそ信用なくなるぜ、マイケル……」
零一「参津まで……!」
珠宇「時間もそろそろないよ。意見を言わせてもらうと、僕は零一を吊るのは反対だ。」
裕「何故だ?」
珠宇「このゲームはそういうキャラで決めつけるものじゃあないからね」
蜂蜜「一理あるね」
華「でも、初日は誰吊れば良いんだよ?」
零一「俺は違うって!」
裕「初日だし、自分の感性に従って選べばいいさ」
参津「どーしよーかぁーなー」

一日目夕方
伊勢零一→友恵
井伊原友恵→零一
囲炉裏華→零一
池崎藤夏→零一
黒塚裕→零一
鈴砂珠宇→零一
哀川参津→零一
木下蜂蜜→零一
零一「マジでこういうノリか!違うからな!最初の犠牲者的なノリやめろよもう!!」
零一は処刑された。

一日目夜
・人狼
華「一日目おつかれ」
参津「おつかれ」
華「参津は結構良いキャラしてたな。騙りは出来なかったが」
参津「次占い師騙りするぜー」
華「おう。今晩誰殺す?」
参津「んー、珠宇だな」
華「ちょっと目立ってたしな」
・占い師
珠宇「零一は村人だったのにな」
珠宇「零一以外に入れたらあの雰囲気じゃ逆に疑われるし」
珠宇「とりあえず目立ってる人狙おうか……」
囲炉裏華→人狼
珠宇「へえ、ラッキー」
珠宇「狩人が僕を守ってくれればいいけど」
珠宇「次生きてたらCOしよ」
・狩人
友恵「うー…ん、参津守ろ」
・墓場
零一「……あー、マジかー」
零一「これは……どうなるのやら」

二日目朝
鈴砂珠宇が無惨な姿で発見された……。
友恵「嘘、珠宇が、が!?」
蜂蜜「お悔やみ申し上げます……」
裕「さて、早速だが俺の意見を言わせてもらう」
藤夏「どうぞ」
裕「俺は華の処刑に一票入れようと思っている」
華「はあ!?」
参津「何故にさ?名探偵さん?」
裕「この人数が少ない中で妙に零一処刑を推しすぎだ。しかも、それに気を取られて占い師COも出来なかった」
華「いや……いつものノリじゃん!何で今回に限ってツッコミいれるんだよ?」
裕「今回だからこそ、だろ。お前が村人ならもう少し慎重に出るはずだ」
華「そんなこと言われたってオレは濡れ衣だ」
参津「裕こそもうちょっと慎重になろうぜ?な?ここで華が村人だったら人狼の勝ちじゃんよー」
裕「零一が村人である確証は?」
参津「俺っちゃんが占い師だからだよ!」
友恵「何で言っちゃってんの?んの!?殺されちゃうよう!」
藤夏「そんなことはない」
蜂蜜「あ、そっか。狩人に守ってもらえばいいのね」
華「へえ、誰占ったんだ?」
裕「待て!」
友恵「何で止めるのさ、のさー!」
裕「騙りという可能性だってあるだろう。……他に自分が占い師だという人間は居ないか?」
蜂蜜「……いないみたいだね」
参津「じゃ、決まりだな。俺が占い師確定でいいか?」
友恵「いいんじゃないかな、かな!」
参津「俺が一日目に占ったのはマイケルだった。で、結果は白。二日目は裕でこれも白でしたァン!」
裕「これで、グレーは友恵、華、蜂蜜、藤夏か」
華「で、零一と珠宇は村人、参津は占い師、グレーの中に人狼二匹と狩人と妖狐が居るわけだ」
蜂蜜「あっ!妖狐のこと忘れてた!」
友恵「妖狐は占いでしか死なないんだよね、ね?」
参津「いや、処刑でも死ぬ筈だぜ」
裕「………」
藤夏「どうした?」
裕「……いや、人狼にもアドバイスになるからあまり言いたくはないんだが……」
友恵「何言ってるのさ!他の村人が分からんから言ってよ、てよー!」
裕「狩人は既に死んでいる可能性がある。村人だった零一か珠宇だ、という可能性だな」
蜂蜜「嘘!?じゃあ参津くん殺されちゃうよ!」
裕「あくまで可能性だ。あと、俺はやはり華を吊る事を推す」
華「ちょっ!最後に蒸し返すな!」

二日目夕方
井伊原友恵→蜂蜜
囲炉裏華→藤夏
池崎藤夏→華
黒塚裕→華
哀川参津→華
木下蜂蜜→藤夏
華「オレは違うからな……いや、嘘だ。オレは人狼だ。頑張れよ」
囲炉裏華は処刑された。

二日目夜
・人狼
参津「意外と票がバラけたな……」
参津「もう少し裕の蒸し返しが早ければ満場一致で華だっただろうな」
参津「ま、噛むのは当然裕だろ」
参津「名探偵と言われるだけあるぜ、観察力ありすぎだ」
参津「狩人は死んでるか、いーちゃんか藤夏ちゃんか……」
参津「妖狐の検討がなー……分からんちゃー」
・狩人
友恵「ん、とーぜん参津を守るよね!」
・墓場
華「よう」
零一「よー。参津は何で華を庇わなかったんだと思う?」
珠宇「対抗馬が現れる可能性が少しでもあるなら言うべきじゃないよ。参津が疑われて華が吊られる、そして次に参津が吊られるっていう可能性だってあった」
華「占い師はもう死んでたのにな……」
珠宇「華を庇わないことによって、占いの結果の信憑性を増す、そして吊られないという安全策を取ったんだ。結果的に勝つように」
零一「……つーか、これ詰んだパターンじゃん?」

三日目朝
参津「……ん?」
友恵「あれ、れ?」
蜂蜜「死んでない、ね……?」
裕「人狼が占い師を狙ったんだろう。狩人が守っていたのにな」
蜂蜜「狩人が死んでる可能性に掛けて?」
裕「だろうな」
参津「さてっ!俺のドキドキ☆占い結果DAZE!」
友恵「そのキャラ止めてよ、よー……」
参津「蜂蜜さんは白でしたッ!」
蜂蜜「うん、ありがと」
裕「ということはどちらかが妖狐でどちらかが人狼という訳だ」
友恵「……え?ちょっとおかしいよ?」
裕「何がだ?」
友恵「私妖狐でも人狼でもないよ、ないよ?」
藤夏「僕もだ」
参津「あからさまな嘘は見苦しいぜよ、いーちゃん」
友恵「違う!私は狩人だ!」
裕「……へえ。藤夏は?」
藤夏「僕は村人だ」
友恵「参津が狩人だとして、占い師って言うメリットはないし、藤夏ちゃんは村人だって言ってる!誰守ったかも言えるんだよね、よね!」
蜂蜜「じゃあ……」
裕「いや、俺が狩人だ。友恵は嘘をついている」
友恵「んなーー!何言ってるんだよ!」
裕「普通狩人は死んでも正体をバラすような役職じゃないが……今晩俺が噛み殺されても妖狐が死ねば、村人二人に人狼一人で俺達の勝ちだ」
友恵「私妖狐じゃないし!人狼でもないけど、ど!」
裕「じゃあ村人だとでも言いたいのか?」
友恵「狩人だもん、もん!そもそもこれじゃー参津が占い師ってのも私は怪しいと思うし!」
参津「えっ、それは今更感が……もう信じられないなら自分の考えに従えば良いと思うけど、さー……」
蜂蜜「藤夏くんはどう思う?」
藤夏「妖狐を処刑して、人狼を処刑する。僕は村人であると主張したい」
参津「蜂蜜は?」
蜂蜜「うーん……いーちゃんのには根拠がないけど……」
裕「参津の占い師を疑うには既に時間が経ちすぎだ。それに蜂蜜の潔白の証明も出来なくなるぞ」
蜂蜜「えっ……どうしよう……?」
裕「多分今晩俺は噛み殺されるだろう。狩人だしな」

三日目夕方
井伊原友恵→裕
池崎藤夏→裕
黒塚裕→友恵
哀川参津→友恵
木下蜂蜜→友恵
友恵「うにゃー!もうなんなんだよ、、だよ、ばか!」
井伊原友恵は処刑された。

三日目夜
・人狼
参津「ヤベー……」
参津「裕が妖狐なのに白って言ったのがマズかった」
参津「騙りだったと白状しても人狼だってバレるし」
参津「俺が今村人を噛んだら村人陣営の敗北が確定して妖狐が勝利」
参津「あえてまた妖狐を噛んで、裕を吊らせるように無理矢理誘導するか……」
参津「くそ……詰んでるじゃんよ……」

四日目朝
池崎藤夏が無惨な姿で発見された……。

――妖狐陣営が勝利しました。



・作者の呟き
解答を知っているので、会話が「普通こういう流れにはならなくね?なんでこんなことに気がつくの?気がつかないの?」っていう部分があるかもしれない。
蜂蜜と藤夏は判断材料が少なくて確定が難しいかも。藤夏に至っては無口キャラとはいえ、ほぼ皆無。
参津が「狩人は死んでるか、いーちゃんか藤夏ちゃんか……」と蜂蜜を除外したのは、蜂蜜が狩人としたらあまりにも客観的な発言とそれが出来なさそうな性格を汲んで。他の判断も裕が華に指摘しているような、普段の性格から見る感じ。
友恵はゲームではあまり考える人間ではない、結構素直。参津はロールプレイング(キャラ作り)が上手く、思考≠行動ではない。裕は(消えかかってる設定だけども)名探偵なので、観察眼が鋭く、人を言いくるめるのが得意。蜂蜜は普通の人の思考。
参津が占い師騙りの時に「零一と裕」と言った理由は、零一と珠宇と言って二人とも死んでいるのはおかしいと怪しまれる可能性があるから。で、仕切り始めた裕を白と言って、その晩に噛んでしまえばいいと思った為。
裕が妖狐なのに突然仕切り始めた理由は、裕は途中まで村人にしてたからしょうがない。村人だったら死亡覚悟で仕切ってその晩危険だと思われ噛まれるって流れだった。始めから裕が妖狐だったら、占い師も名乗り出てないのに噛まれに行く様なわざとらしい仕切りや占われる様な真似はしない。しかも、村人ならその終わり間際に「俺は今晩噛まれるだろう」とも言っておく筈。言わなかったのは裕が目立ってた→狩人が深読みで裕を守る→ワンチャン占い師噛み、と思わせる為。

2012/02/12

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あきゅろす。
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