[携帯モード] [URL送信]

悪戯書き集
生物部の人達の話(おまけ)
「役割分担、どうしよ?」
「紫乃が部長以外は何も決まってないよねぇ〜」
「とりあえず会計を誰かやってほしいんだよ、部長と兼任は面倒なんだよ…」
「じゃあ私やるんだよ、だよ」
「ついでに次期部長も名乗っとけ」
「そう言う零一は?」
「んー…文化祭指揮が良い」
「それ今年活動出来ないだろ、どうすんだよ」
「じゃあ今年は保留」
「他は副部長と合宿マネージャーだよ。あーでも副部長は意味ないし、いらないんだよ」
「じゃあオレ合宿マネやるわ」
「君は?」
「………保留」
「池崎は来年副部長な」
「分かった」

「研究テーマ、どうしよ?」
「うにゃー、あんまりぱっと思いつかない…」
「じゃあ部誌を見たら?」
「分かった、みてみるよ、よ」
「俺はこのクラゲの奴がいい、というかクラゲ飼ってみたい」
「んー…このポリプの状態では出来るけど、エフィラっていう皆が見てる状態で飼ってみた事は無いわよ?大丈夫か分からないけど、やってみる?」
「やってみる!」
「私はねぇ…プラナリアのが面白そうだね、ね。切っても死なない奴だから、切ってみたい!」
「じゃあ今度プラナリアを探してみましょうか」
「囲炉裏は?」
「オレはー…うん、肉切りたい!」
「何怖い事言ってんだよ!」
「事実を言ったまでだ。初めは植物細胞、ゆくゆくはオレ自身を切って細胞を…!」
「この人は将来悪役の狂った科学者になりそうなんだよ」
「地味に紫乃さん失礼ですね」
「君と同じく事実を言ったまでだよ。……私は特にやりたい事も無いし、何でもいいかなぁ、なんだよ」
「じゃあ私と共同にしようよ、しようよー」
「じゃあそれでいいよ」
「藤夏は?」
「…虫。標本を作りたい」
「ふーん、昆虫採集ね」
「伊勢君はクラゲ、井伊原さんと市衣さんはプラナリア、囲炉裏さんは細胞、池崎君は虫。これでいいわね?」
「おっけーなんだよ」

2010/01/01

[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!