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悪戯書き集
男たちの会議の話
質問:好きな女性のタイプ

珠宇の場合
零一「そういえば、俺達全員彼女いないじゃん」
珠宇「零一と一緒にしないでよ。僕は作れないんじゃなくて、作らないんだ」
零一「なんでだよ」
珠宇「キャラ作りがバレちゃうじゃん。それに、」
参津「それに?」
珠宇「僕は二次元の人間にしか興味がない」
零・参「「言い切ったーーー!!」」
裕「でも、実際そういうわけにはいかないだろう」
珠宇「んー…ゲームに理解を示してくれる人。あえていうなら…井伊原さん。キャラのこと知ってるし、ゲームの事だって気が合うし」
零一「じゃあ付き合っちゃえよ」
珠宇「井伊原さんが二次元の人間だったら考えなくもないよ」

参津の場合
参津「当然雨顧問ちゃんだろ!」
零一「参津の雨顧問ラブぶりは木下蜂蜜の赤空葉菊ラブと同じぐらい有名だからな」
裕「悪趣味だよな…」
珠宇「それはどっちが?」
裕「両方。でも、赤空葉菊を好きになる所が特に」
参津「雨顧問ちゃんラブは?」
裕「雨顧問は普通だからいい」
零一「裕の許可おりたんでコクれよ、ジョンソン」
参津「え〜、恥ずかしいぜ、マイケル」
珠宇「その二人の呼び名が謎なんだけど」
裕「……で、雨顧問の何処が好きなんだ?」
参津「だってよ、可愛いじゃん!」
珠宇「それは見た目で?中身で?」
参津「両方!見た目も天然ぽくて可愛いし、中身も生物にかける愛情!超可愛いし、癒されるんだぜ…!」
零一「じゃあコクれ!」
参津「恥ずかしくて無理だ…!」
裕「……ロクに会話も出来てないしな」

裕の場合
裕「いない」
参津「そんなのつまんないぜ、じゅうよんー」
零一「そうだよ、じゅうよんー」
裕「じゅうよんって言うな」
珠宇「なんにせよ、いない筈はないでしょ」
裕「……家庭的な女性で、料理が得意な人。俺を支えてくれる人がいい」
参津「あー…じゅうよん、名探偵だしな」
零一「探偵なんて絶対儲かんないから、金持ちがいいって?」
裕「うるさいな」
珠宇「小城リリス、だっけ?一学年下に黒塚さんにくっついてる人いるよね?」
裕「あれは論外」
参津「あれって言うなよ、可哀想だろー!」
零一「そう言って好きなんだろ、ツンデレだな〜」
珠宇「それは流石に違うでしょ」
裕「あれはただの助手。俺がリリスに惚れ込んだのは助手としてだから」
零一「そう言って恋愛感情に発展する奴が多いんだぞっ!」
裕「お前が恋愛の何を知っている」

藤夏の場合
零一「…………居たんだ」
参津「それは禁句だ!」
藤夏「僕はなるべく主観的な事を言わないようにしている」
裕「だから何も言ってないのか」
藤夏「ああ」
珠宇「零一もそれぐらい自重すればいいのに」
零一「……すいません」
参津「でもそれじゃあ話が成り立たないぞ」
裕「……好きな女性のタイプは?」
藤夏「……………ない」
零一「まあ確かに、藤夏ちゃんって恋愛に熱中するようなタイプにも見えないしな」
藤夏「ちゃんはいらない」
珠宇「なんか一方的にコクられて、『藤夏君ってつまんない』って言われて一方的にフられてそう」
藤夏「ある」
零・参「「あるの!?」」
参津「ショックだ…。まだ彼女一回も作ったことない仲間だと思ってたのに…」

零一の場合
零一「俺はじゅうよんが好きだぜ!」
裕「キモい事言うな」
零一「珠宇!幼なじみとして大好きっ!」
珠宇「それはラブなのかライクなのか…」
零一「藤夏ちゃんーー!」
藤夏「抱きつかないで欲しい。それとちゃんはいらない」
零一「ジョンソン!」
参津「マイケル!」
珠宇「キモいから抱き合わないで」
裕「お前の好みだから俺は何にも言わないが、今は『女性』の好みを聞いているんだ」
零一「失礼な。俺だって女の子大好きだぞ!」
藤夏「その言い方は語弊がある」
珠宇「さっきから見てると確実にアレな人に見えるんだけど。説得力ないよ」
零一「好みの『女性』のタイプな!俺は普通の女の子がいい」
参津「幅広すぎ」
零一「いーちゃんとか華を見てるとな…そう思うんだよ」
珠宇「えー?そうかなー?」
裕「……それあるな」
参津「マジで?」
裕「赤空葉菊とか人外を見てると切実にそう思う」
珠宇「あ、確かに」
参津「なんだかんだ言って、雨顧問ちゃんは普通の女性だしな」
藤夏「遠くにある物程、人は求める」
零一「……俺達にとって普通の女の子は、そんなに遠い存在なのかな…」

2008/11/24

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あきゅろす。
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