美食日記
04
「んふぅぅぅ!!んまいいいい!!」
その日は休みだったらしく、久しぶりに客のいない店の中で美味しい料理を堪能した。
「名前さんの食べてる姿久しぶり〜!」
「俺はいつも学校で見てるんだぜ!」
周りに湾ちゃんとヨンスくんが立ってニコニコしている。
「やっぱり、ここの料理が一番だよ!」
「ちゃんとお礼がしたかったのに、名前さんなかなか来てくれないんだからー!」
「ごめんごめん」
あー、美味しい。幸せ。
「ねぇ、今度二人で買い物行きませんか!?」
「買い物?」
キラキラ目を輝かせる湾ちゃん。
「次の月曜祝日だけどお店休みなんです!一緒に行きましょう!お礼させてください!」
「そいつと行ってもどうせ食べ歩きしかしねーあるよ」
「わあ!」
耀さんの言葉と共に置かれたシュウマイ。
「はぁー。肉汁たっぷり。皮も美味しい!さいっこー!」
「名前さん、ね、行こうよー!」
「うんうん行く行く!」
適当に相づち打つと、湾ちゃんは飛び上がって喜んだ。
「ヤッター!」
「俺も行きたいんだぜ!」
「ヨンスはダメ!女の子だけなんだから!」
「けち!なんだぜ」
二人に、あははと笑う。
今日は本当に、いい一日だった。
美味しい太陽
つまみ食いはほんと止めよう。
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