(´Д`)ノ小説
シンモモ
あたしのお兄ちゃん
あたしの兄貴はオタクでキモイしかも、ニートで高校も中退してるときた。
あたしはなんでこんな兄貴の妹なんだろうか。
「マリー…あぶないし俺がやるよ?」
「…大丈夫っ!!」
あーあ。ついにロイコンスキル発動か?やだやだ。
…つかマリーちゃん大丈夫なん?あんな重い荷物持って…。
あんなぐらぐらして…っ!!
「キャアァ!!」
荷物が崩れた!!マリーちゃん!
「マリーっ!!」
マリーちゃんをかばうように己の体を盾にした兄貴。
「シンタローっ!!大丈夫っ!?」
「それより…怪我ない!?」
うん。とマリーちゃん。
よかった。
その後のマリーちゃんの頭をぽんとなでてるのをみて、胸がざわついた。
昔はあたしにだけやってくれたのに…っ。
「キサラギ…っ!!シンタローって優しいね」
やめて…あいつは…
「あたしのお兄ちゃんだから」
初めて感じた、お兄ちゃんに対する嫉妬。
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