(´Д`)ノ小説 如月シンタロー 18年前の話ーー。 (ねぇ、この子の名前どうする?) (そうだな、太く、伸びのび育って欲しいから、桃太郎なんてどうだ?) (絶対反対!!ふざけんな!!) (えぇっ!?じゃぁ…) 「伸太郎…無事に生まれてきてくれてありがとう…っ」 それから、如月伸太郎はすくすくと成長をした。 外で遊ぶより家の中で遊ぶほうが得意で、小学生になれば勉強も人並み以上にできる。 中学生になれば、1位の常連だった。 推薦で偏差値の高い高校に入った。 もちろんそこでも常に1位。 このまま行けばなにもかも成功し、人生の勝ち組だった。 ある人の死を境に如月伸太郎は一変した。 引きこもり、ニート、当たり前だが高校中退もした。 完全な負け組だ。 負け組? ちげーよ。 むしろ勝ち組さ。 名前の通り、伸びのび育ち、根性太く生きている。 死にたくても死なない。 絶対に幸せをつかむまで死なない 「シンタロー」 [*前へ] [戻る] |