(´Д`)ノ小説
10年越しの恋
「中原先生ぇ!おはようございまぁすー!!」
「おう!おはよう!!」
吉原高校の朝。
先生たちが何人か立っていて、挨拶を生徒にさせる、朝挨拶運動をおこなってる。
生徒はしぶしぶ、朝挨拶運動をしているが、吉原高校のイケメン、中原先生は男女生徒にも人気があり、今、挨拶した子も「中原先生に挨拶しちゃったぁ」と自慢をしている様子だ。
自分、市原智人も教員であるため朝挨拶運動をしていた。
「いっちーおはよッ!どーしたの?怖い顔してー?」
「っ!!上野!!おはよ!!怖い顔してた?やだなぁ!!」
「もぉ!!いっちーたら」
「てか、先生に向かっていっちーはやめなさい。市原先生、だろ?」
「そーんな固いこといってると、お嫁さんこないよぉ?」
「ひどいこというなよー!!」
すると、誰かに肩をぽんとされた。
振り向くと、
「な、中原先生…。」
「ほら、上野はさっさと教室にいく!!いっちーはな、背は無駄にたけぇけどハートのガラスなんだよ!!」
「いろいろひどい!」
「中原先生おもしろーwwwはいはい!!もう教室行きますよん♪」
上野は俺の胸にとん、と手を当てると教室に向かった
「あの…中原先生?」
なのに全然動かない中原先生。
「いっちー、耳かして」
「…!はい。」
「(いつものところで…21時な)」
中原先生の、イケボが耳をくすぐったくする。
22時。
「…はぁ…んっ!!」
「…智人…っ」
「中原先生、今日なんか激しくないっすか!?」
「…気のせいだろ。」
実は、俺と中原先生は付き合っている。
年は俺が2つ年下だが元々高校が一緒で顔見知りではあった。
で、教員となり、こういう関係になった。
「もう、なんで怒ってるんですかぁ?」
「怒ってねぇよ」
仕方ない。
「…好きです、睦さん」
睦とは中原先生の下の名前だ
「…。っせーな、妬いたんだよ」
「へっ?!!」
「体触れさせんな!!お前は俺のだろッ!?」
「ーーーーッッ〜///」
本当に、好きですわ!!
10年前からずっと!!
【続く】
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