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そのあこがれをこの腕に
部活から帰ってきて、飯

も食わずにシャワーだけ

浴びてベッドに倒れこん

だ。こんなことしてるか

ら筋肉つかないのか。そ

いえばあの人はよく食っ

てよく寝てたな、なんて

昔のことを思い出した。

「お前、そんな細っちく

て俺の球とれんの?」

気にしてることをストレ

ートに突かれ、思わず下

を向いてしまった俺の頭

に重い左手を乗せて、あ

の人は笑ってムキムキな

隆也なんて気持ち悪いと

言った。その時不覚にも

気持ち悪いと思われるく

らいなら今のままでもい

いかもとか、思ったんだ

っけ。若い俺。でも今は

元希さんより太くなって

あの体をぎゅっとしてや

るのもいいかと思う。あ

の人が俺の腕の中で赤く

なる日は来るんだろうか

?想像したらなんだかお

かしくて、可愛くて、俺

はひどく赤面した。



END



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あきゅろす。
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