スタスカ短編
たまには男らしく!(水瓶×月子)
三十日、私たちは日本にきた
今の時間は午後十一半にもなっている
何故私たちが日本に戻ってきたというと…
初詣。結婚してからの日本で初めての初詣を
「月子寒くない?」
私は大丈夫。けど翼君は―――」
「俺は月子の方が心配。―――ほら月子」
翼は月子に自分のマフラーを巻く。月子は急いで翼を止めようとするが、翼はやめようとはしない
「だって翼君風邪引いちゃう・・・」
「ぬはは!俺は月子より頑丈だからそう簡単に風邪は引かないもん!」
そうやってにこりと笑う翼。だけど翼は寒いのは苦手だ。月子は不安を覚える
不安そうな月子に気づいたのか翼はにっこり笑った
「ほら、そろそろだよ」
月子は時間を見る。あと少しで今年が終わり、また新しい年になる
5、4、3、2、1………
カーン、カーン…………
「あけましておめでとう御座います!」
「ぬはは、あけましておめでとう、月子」
二人は笑った。お互いうれしそうに笑った
「ねぇ、手つないでいい?」
「え?いいよ。といってももうそんなこと言わなくても―――」
急に手をつかんだかと思えば、翼は月子に抱きしめた
月子は驚いた。だがすぐにうれしくなりこちらも手を翼の後ろにまわした
このままずっと一緒だ。絶対に君の事は離さないよ
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!