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スタスカ短編
お前はいつまで経っても変わらないな(天秤×月子)






「まずいっ!」

「うぐ」

ここは星月学園の理事長室。どうして月子がいるのかというと・・・






― 一週間前 ―




月子は天文学者として仕事をしていた

そろそろお昼だ。月子は食堂へ向かおうとした

その時―――月子の携帯が鳴った

誰だろう。携帯を開くと夫の名前が書かれていた

「はい、もしもし」

「月子かー?来週空いてる日あるか?」

急にそんなこと言われて月子は戸惑った。自分の手帳を開く。空いてる日は――――

「水曜日、その時なら」

「じゃ水曜日、星月学園に来てくれ」

「まさか・・・」








そして当日



月子の予想は当たった

まず保健室

足場がないほど散らかっていた

「あのー琥太郎さん・・・?」

「あー保険委員はいるんだが、一週間前に急用ができたらしく三週間くらいいないんだ。だからお前に・・・」

「たまには自分でやってください!!」

「・・・お前、俺のことを知ってて言うのか・・・?」

「じゃあ今から一緒にやりましょう!それがいいです」

こうして月子は呼ばれ、そして琥太郎は結局手伝う羽目になったのだ










そして現在



「やっぱお前の茶はまずいなぁ」

「うぐぅ・・・」

わざと琥太郎はそんな意地悪に言ってくる。それに月子は気づいてない

「よし、今度は俺が茶の入れ方を教えてやる。こっちにきなさい」

月子は素直に琥太郎のところに来る。何をされるかまったく気づいてない

「あ!」

わざと琥太郎が後ろを指差す。月子は「え!?」と言い後ろを向いた

何もない。何かあったのだろうか

「琥太郎さん、何も―――――」

前を向いた瞬間、頬にキスをされた

「!??!」

「もう少し警戒しなさい」

「琥太郎さん!水嶋先生みたいになっています!」

「俺が郁みたい?そんなわけないだろ」

月子は顔を真っ赤にしながら頬を押さえてる

琥太郎はそっと笑い、空を見た












ほんと変わらない。だけどそれがお前のいいところなんだろうな




あきゅろす。
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