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スタスカ短編
お前と一緒に!(獅子×月子)









「直獅さん」

「んー、もうちょっと待ってな」

星月学園ももう冬休みが終わり、学校が始まっている

月子は今日、星月学園に用事があり来ていた

そこで直獅はまだ先生としてやっていた

月子と直獅は嬉しかった。こうしてまたこの学校で出会えたのだから

二人が休みの日は必ず会えるが、でも学校でというのは久しぶりだ

今直獅がやっているのはプリントの丸付け。誰もいない天文科のクラスで

「・・・よしできた!待たせてごめん!」

「いえ、こうして見てるのも久しぶりだったので楽しかったです」

月子は丸付けをし終わったプリントを一枚手に取る

懐かしいな、と思いくすりと笑う。そしてプリントから手を離すと月子は教室の中を歩き出した

「懐かしいか?ここの教室も」

「はい、だってこの教室は・・・」

天文科二年。月子が二年生の時の教室。二人の仲がもっとも深まったと言っても良い教室

そしてこの教室でまた・・・

「月子、こっちこい!」

「どうかしましたか、直獅さん――――」

近づいた瞬間、思いっきり抱きしめられた

「直獅さん!?」

「だって、ここでお前とまた入られたことがうれしい!大好きだあぁぁぁぁ!!」

叫ぶように言う直獅。恥ずかしいが、嬉しさもある

そんな中、後ろから視線が感じた

直獅がそっと後ろを見る。そこにいたのは直獅の教え子が一人

「あ、えーと、し、失礼しました!!」

その教え子は頭を下げ、走ってどこかへ行ってしまった

直獅が「あ!」と言ったがもう遅い

二人は顔を見合わせ困ったような表情を浮かべたが今の状況では何もできない

あと先ほどの生徒は忘れ物を取りにきたようだったが、また置いていってしまったらしい

「・・・渡しに行くかー」

「私もご一緒します!」

二人は手を繋いで廊下を歩く











このまま永遠にこの愛が続きますように




あきゅろす。
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