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アイマイモコ
18.終

結局、もう1度会いたいと思い携帯に電話をかけたのに番号が変わってしまっていた。
雄大はお前に教える義務はないと番号を教えてくれなかった。他にも、陸と同じクラスだった奴はいたが、それは俺のプライドが許さなかった。

陸の1番の親友は俺なんだと言うプライドが!

陸…お前は俺を許さないか?
でも俺は早くお前に会いたくなったよ。やっぱりお前がいないとダメなんだよ…‥陸。

──俺はお前がまだこんなに好きだったんだよ?

──俺は大事な事にちゃんと気づいたんだよ?


今度こそ周りに惑わされたりなんかしないし、お前だけを大切にするから…
だから陸‥戻って来いよ。

「…‥っ!」

アイツもずっとこんな思いを抱えていたんだ。そう思うと非常識にも嬉しくて頬が緩みそうになった。
俺を忘れて楽しくやっているなんて言うのもきっと嘘だ。陸はきっと俺に会えなくて泣いているんだ。
『瑞樹に会いたいよぉ』とか言ってるんだ…‥


「なぁ、雄大!お前陸の学校知ってるの?」

「…知ってるけど教えない!」

やっぱりな! 俺は雄大がこういう返答するのをなんとなくわかっていた。

「じゃあ捜すから良いや」

「…は?捜すって‥お前」

そうやって笑ってた俺…

唖然としていた雄大…

そして、ようやく教室に教師が来たことで話しは終わった。



『捜すからいいや──』

そう言った瑞樹の言葉に、アイツは陸をどうするつもりなのか?と、雄大は怪訝そうに瑞樹の座る前の席を見ていたのだった。
ただ…陸にとって良いことでない事だけは確かだ。

でもこれは2人の問題だ。
ここで俺が陸に連絡をして瑞樹の存在を教えるのは簡単だけど、それじゃあ何の解決にもならないんだ。


これから陸は苦悩することになるだろうけど…‥

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あきゅろす。
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