君と僕が、世界から消えたあの日。 (もう笑っていいんだよ) ゼロレクイエム。 悪逆皇帝ルルーシュと、その騎士枢木スザクが行ったもの。 その事件の真相をしる者は、ごくわずかだけどゼロレクイエムのおかげで確実に世界は良くなった。 争いや差別も、決してゼロになった訳ではないけれど。 それでも僕は喜ぶことが出来なかった。 大切なものをたくさん失ったから。 失いすぎた。 父親、ユフィ、そしてルルーシュ。 それだけじゃない、数えきれないほど。 毎日色々な事を考える。 その度に苦しくなる。 世界から2人が消えたと言っても、僕は枢木スザクとして生きていてはいけないだけでゼロとして生きている。 だから、消えたいと思う事もあるんだ。 気が付けばいつも、死にたがりなもう1人の僕が隣にいる。 みんなのそばに行きたい。 ルルーシュのそばに行きたい。 だけどできないんだ― そんな時。 空からかすかに聞こえた。 小さいけれど確実に。 懐かしいルルーシュの声が… 「もう笑っていいんだよ、スザク」 お題⇔ひよこ屋 ―――☆ 久しぶりの更新! 意味不明な文ですみません。 ― |